巨人ブランド

１０年ほど前、巨人のブランド価値は凄かった。
強い、カッコいい、ドル箱、子供たちの目標、などなどなど・・・巨人と言えば赤子も平伏する～みたいな人気があった。

しかし今じゃどうだろう。
年々低下し続ける視聴率、勝てない投手、巨砲主義の残骸でしかない打撃陣・・・はっきりいって価値がない。
金に飽かせてひたすら高額選手を買い、その選手の実を見ようとしない。若手選手にはチャンスを与えず、清原番長様などの幇間をさせる始末。結果、新鮮さも何もない、ただのホームラン集団が誕生した。
確かに巨砲主義、ホームラン主義は見ていてスカッとするものがある。しかし、それでは「繋がらない」のも確かであり、結句、繋がらなければ安定さもない、そして負ける。
そして、高額選手の買取も、球団を強くするためではなく、ましてやファンのためでもなく、単に巨人ブランドを高めるだけの手段でしかなかった。

そんな球団からファンが離れていくのは当然だろう。

今日、記念すべきセパ交流試合の第１試合が行われた。
巨人の相手は、シリーズ１００敗まっしぐらな東北楽天イーグルス。
結果は８－６で巨人の勝ちだったが、序盤の追いつき、終盤の楽天の攻勢に巨人はタジタジだった。楽天は若いチームで勢いもある～～なんて言われているが、所詮、他球団を解雇された連中の寄せ集めでしかない（失礼、でも事実なもので）。
そんな球団相手に、苦戦する巨人。
今や巨人のゲームの醍醐味は「如何に気持ち良く勝つか」ではなく「如何に小気味良く負けてくれるか」のような気がする。

巨人も堕ちたものだ。