伊藤 克浩(べるお/Beruo)の「折れない心」ブログ

理学療法士伊藤克浩(べるお/Beruo)のサッカーとフットサル、そして理学療法に関するブログ。

6/16 YKB(山梨活動分析勉強会)研修会講師

2011年06月17日 | Weblog
 義肢装具学会で提示予定の感覚脱失の右麻痺症例・・

 本日GSD(ゲイトソリューションデザイン)装具装着でGP-6000(重心動揺計)を使って計測してみた。

 短絡的な事は言えないが、判定結果から言うと裸足=異常、GSD=異常、SSHB=正常・・(主に面積)という結果に。

 SSHB(ショートシューホーンブレイス/短いタイプのプラスティック製単下肢装具)が作り出す足関節の自由度制限が反力として姿勢制御の情報源となり定位・安定を促したと捉えるべきか?


 中枢神経系は環境からの情報に適応するための器官である。

 やはり道具も・・装具も・・テクニックも「適応」であろう。

 歩容はちょっとGSD装着でtoe in(つま先が内側に向く)気味に見えたがロッカー機能も効いていて、悪くないように見えた。

 次はゲートジャッジで歩容(歩行周期)を計測する計画。
 


 業務終了後は山梨YKB勉強会主催の研修会での講師を9時前まで・・。

 100名前後・・多くの山梨在住ボバースセラピスト&活分メンバーの聴講に感謝。

 内容は、ボバースコンセプトと活分について、周さんと久保田競先生のBA4p野(ニューM1)の話と皮質下のコントロールを軸にニューロリハについて講義。


 皮質脊髄路については誠愛リハでの上級講習会前にとてつもなく文献を読んだが、今度はBA4p・・

 原著論文をさらに拡げて読もう。