Leica M4 summicron 35mm f2 acros
2018年3月
タイチの学校のシャツを洗濯アイロンがけする日々も
終わりが近づいてきたある日の
写真
エディション展終了しました。
会場に足を運んで観ていただいた方、観に来られなかったけど気にしていただいた方。
ありがとうございました。
今回は参加しますとは言ったもののさてどうしたものか、、、
焚き火で一杯の脳みそからエディション展への切り替えはなかなか困難で
そんな感じでこのbens camera noteを見かえしていたら
ふと、子どもたちの写真を見る自分の目のほんのちょっとだけの変化、違和感に気付いたのです。
子どもたちの保育園時代からず~っと約15年その成長を記録してきたこのブログの写真と日記
この感覚は何だろうと考えると、その出来事、写真たちが自分の中でいつの間にか過去のものになってしまっていたということだったのです。
それはすなわち自分の子育て終了宣言でした。
所謂、面倒を見るという意味での子育ては小学生くらいまでだと思います。
中学生になると後は勝手に大きくなるものです。
先のブログで、出したいもの、テーマが降臨したと書いたけど
それがこの時感じた僕の「子育て卒業」の”思い”です。
選んだ写真は節目の三枚。
2012年3月、タイチ小学校卒業、ミサキ小学校4年生
2015年3月、タイチ中学校卒業、ミサキ小学校卒業
2018年3月、タイチ高校卒業、ミサキ中学校卒業
記念にマンションの下で撮った二人のスナップ写真。
自分の子育て終了を記念してのエディション展出展となりました。
ただ、いくら自分の中では大切な写真とはいえ、
一枚一枚見ると何のことはない、写真的要素のかけらもない家族のアルバムの中の一枚といった写真でした。
こんなセレクトの仕方は初めてでした。
撮影者として、もし、万一、この展示で観ていただくところがあるとすれば、
写真の写真たる所以ともいうべきところの「記録性」に
「思い」を乗っけたということ
この三枚を引き伸ばしてプリントして額装して三枚並べることの意味
自分の中で唯一長く継続して撮り続けるものだということを発見できたこと
もうそれだけですね。
ただ、三枚とも本当に写真的に見るべき要素はゼロのなんでもない写真
なのに、お世辞半分にしても思いのほか、今回のはすごくよかったね!
と、好評だったのにはちょっと意外でビックリしました。
そのように感じて共感してくださった方、ありがとうございました。
以前、ハービー・山口さんに、僕の写真を見ていただいて
「家族の写真がいいから撮り続けなさい」
と言っていただきました。
実はその時はそうかな~、、、と思っていたのですが
いま、わかるような気がします。
今回のエディション展を区切りに子育て写真は終了
これからは新たなというか、ちょっと違った気持ちで家族写真を撮り続けようと感じました。
で、早速実践したら家族にウザがられましたけどね~(泣)
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