BEELUCK(ビーラック)店主の拙いけれど真実を語る健康小話

BEELUCK(ビーラック)の店主が自身の経験と知り得た情報を元に「真の健康」について、コツコツとお話しするブログ。

植物性油脂中のトランス脂肪酸/植物性油脂の摂取法-8(1)

2007-10-10 21:56:37 | Weblog
「植物性油脂」のそれぞれについて(1)

[1]グレープシード油:
ブドウ酒を作るために果汁を絞った残りのブドウの種を乾燥させ、圧縮して絞った油 。
リノール酸(多価不飽和脂肪酸、約65%)、オレイン酸(一価不飽和脂肪酸、約18%)を含む。
ブドウ栽培で使用した農薬は果皮に残留するため、厚い果肉に守られた種子は汚染が軽く、それを絞った油にも残留が少ないのではないかと思われる。さらに、絞られた油が瓶詰めされた状態で輸入されるため、ポストハーベスト(輸入時に原料となる種子の害虫を駆除するために使われる)されていない。
経験上、アレルギー児が使ってもアレルギーが悪化しにくい。
ビタミンEが多いため酸化しにくく、過酸化脂質(過剰な活性酸素によって作られ細胞を傷つけアレルギー症状を悪化させる物質)が出来にくい。
但し、アレルギー症状を悪化させる作用があるリノール酸の含有が多いので過剰な摂取は避ける。
高温でする料理でも少量を使うようにする。      

[2]圧搾絞りナタネ油(カノーラ油):
輸入したカノーラ(心臓疾患などに悪影響を与える脂肪酸の一種エルシン酸が少ないナタネの品種)を使って、圧搾絞りで作られている。
原料が輸入のため農薬の残留の問題が残るが、ω-6系不飽和脂肪酸、ω-3系不飽和脂肪酸、ビタミンK、ベータカロチン、ビタミンEなどを含む。
ω-3系不飽和脂肪酸を含むので高温(160℃以上)での調理には向いていない。

[3]国産ナタネ使用ナタネ油:
従来から国産ナタネは、エルシン酸(エルカ酸)が多い欠点があり、輸入ナタネが植物性油脂の原料に使われてきた。
しかし、1990年に東北農業試験場(現、東北農業研究センター)が、エルシン酸を含まない国産キザキナタネを開発し、1992年から青森県で作付けされるようになり、油に加工されて販売されている。

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