御巣鷹山のあの事故。奪われた520の命と、「遺体」という形で向き合った、群馬県警身元確認責任者。全遺体の身元が確認されるまでの127日間を綴った渾身のレポ。
こんなにしてまで、確かめたのか、、と。
こんなにしてまで、付き添ったのか、、と。(遺体に)
ニュースの裏にあるものは、途切れ途切れの新聞記事では表現しえない。
だからこそ、
何かを「本」にするという事は、スゴい事。と思う。
「これが人間なのか」
「人間であったのか」
だからといって、キワものとは思わないで下さい。
真摯に。あくまでも真摯に。
究極。 歯 や、皮膚 や、骨や、との 人間関係 を見た思い。
日本赤十字社看護係長・春山典子。
「…ご飯が食べられなかったでしょう、なんてよくいわれましたが、その程度の次元で話されたくはなかった。そんな心境、そんな場面ではなかったんですよ…」
もうじきに。8月12日。合掌。