あの、独特の「目つき」がどうしても好きになれないキルスティン・ダンスト。
さあて、キルスティンマリー。
果たしてしっくり来るのかどうなのか、と危ぶんでおりましたが、
それについては、オッケー! でした。
マシマロのような、メレンゲのような、マカロンのような、マリー像。
真白き柔肌、透けるよなプロンド、
「あの目つき」も、ここでは持って生まれた「高貴の証」に見えるから不思議。
*****************************************************
さて作品は。
うーん。
そりゃあもう、世代が世代ですから。(当時小5~6のベルばらリアルタイム世代)
マダム・デュ・バリー、ノアイユ伯夫人、ポリニャック公爵夫人、メルシー伯、プチ・トリアノン…
もうそれだけで、
キタ━(T∀T)━!!キタ━(T∀T)━!!キタ━(T∀T)━!! 連発状態。
アノヒトが、立体になって、動いている、喋っている!…って感覚。
(特に、ノアイユ伯夫人、絶品)
ただし、映画としての見どころは、、というと。
うーん。
ウリは、「女性監督による、初・マリーの視点からの仏革命」 だとか。
でもね。
ジャポネのオンナノコたちはね、それ、
とっくに体験済み なの。ベルばらで。
つーか。
いいんだか悪いんだか、
マリーの視点でしか知らないっす!フランス革命を。
ものすごい刷り込まれてますから。
世界史のその部分、池田氏の絵でしか思い浮かばないですから。
この世代女子、少なくとも桶狭間の合戦よりフランス革命に造詣深いですから。
中盤の絢爛たる浪費シーンがあまりにも長すぎ、
だから、比してラストは、「えっ。これで終わり?!」の感は否めず。
フェルゼンも単なる間男ヤロー。
でも、機会があればも一度観たい。
だって。
女子たるもの、あそこまでの浪費、ちょっと夢。
いっそ破滅へ向かいたい…みたいなドラマティックも、ちょっと夢。
*****************************************************
PS. ルイ16世ってば、勘三郎…
冒頭&仮面舞踏会のサントラに拍手~、ノリノリ♪