「二等兵物語」＠つつじホール

★☆北区AKT STAGE

15年ぶりの再演。
過去２回とも観ているのだが、記憶があやふや。

こんなにも歴史を優しく見つめ、
真っ正面からぶつかった作品だったのかと感動。

反戦を叫ぶわけではないけど、
繰り返してはいけないと心から思う。

笑って、泣いて、あっと言う間の２時間15分。
三角関係が、腑に落ちる見事な結末。
だって、小隊長さんを選びたくなるじゃない。

杉山さんの神田大尉が場をさらって行った。
いつまでも観ていたくなる取り憑き具合が
本当に素敵。

やっぱり、つか先生、凄いよ。
そして、遺された人達も、毎回勝負をかけながら
前進し続けているのが、彼ららしい。

ずっと見続けるよ。
いつもながら、背中がすっと伸びる気がした。

「龍馬伝」＠つつじホール

★☆北区AKT STAGE

つかこうへいさんの命日でした。
その日を狙ったわけではないのですが、
偶然、休日と重なり、２本立ての観劇。

まずは初演目の「龍馬伝」
殺陣はいつものことながら、見事！
１０名しか出ていなかったのと、カーテンコールで
驚くほど、一人数役の早変わり。
春に卒業公演を終えたばかりの準劇団員さん達も
大活躍でした。

総司が龍馬を斬りに来たシーンで
「フレンドじゃない」と言われた龍馬の
無の表情が忘れられない。
そこからの表情の変化に器の大きさを感じ
鳥肌ものでした。

以蔵も前に観たことあったかなあと
ご本人に確認したら、初役とのこと。
でも、どっかで会った気がしたのよ。

台詞をすべて消化できなかったので、もう一度観たかったけど、
今回はワンチャンスだったのが残念。

「龍馬伝」の小説も読んでみたいが、
あの厚さに何度も怖じ気づいたけど、
再挑戦しようかなあ。