ツアー二日目は伊那市にある経ヶ岳登山に登ります。
4:30に起床して外を確認すると路面が濡れていますが小雨のようです。
部屋で朝食弁当を食べて羽広荘の玄関に集合。
一応雨具を着用しましたが、穏やかな風で傘でもよさそうです。
6:00にマイクロバスに乗り、すぐ近くの仲仙寺登山口に移動します。
登山口駐車場(950m)のある仲仙寺は古くて趣きのあるお寺でした。
6:10にお寺の境内を通って出発。経ヶ岳山頂まで標高差1350mを往復します。
本堂にて登山の安全を祈願し、右にある遊歩道の入口から登り始めます。
羽広自然探勝園の遊歩道から入り、途中の分岐から経ヶ岳登山道になります。
穏やかな小雨の中、樹林帯の緩やかな歩きやすい道を辿ります。
6:40に最初の標識となる1ピットを通過、5合目の3ピットまでこの標識がありました。
7:30に4合目の標識前で休憩。
ここで大泉所ダムルートと合流し、以降は1合目毎に標識があります。
大泉所ダムルートが本道のようで1合目から標識があるようです。
8:00に5合目に到着して休憩。
徐々に勾配が増してきますが、急登はなく山頂までアプローチの長いルートです。
8:30に6合目の岩を通過。
8:50に7合目の小ピーク(蔵鹿の頭)に到着。
ここで雨混じりの強い横風にさらされ、このまま山頂まで強風が吹きつけてくると
途中撤退の可能性ありかと心配になりました。
左から吹き付ける風を受けながら9:40に8合目の望郷の石碑を通過。
南箕輪中学校の競歩登山を記念して建てられたそうですが、
緩やかな整備された山道は競歩登山に適していますね。
本来は展望が開けて眼前に経ヶ岳の山頂が見えるようですがガスの中です。
南アルプスや伊那路が一望できる絶好のビュースポットとのことで残念です。
少し下ると右側の樹林帯が途切れて深い熊笹の道に変わりました。
また樹林帯になり、このルート唯一の急登が9合目まで続きます。
登りきると石仏のある小ピークになり、10:00に9合目を通過。
ここで初めて経ヶ岳山頂が見えました。
南木曽岳同様に登山道から山頂をきちんと撮影するには難しい山です。
10:30に経ヶ岳山頂(2296m)に到着。樹林帯の中で展望はありません。
緩やかな奥深い4.5時間の長いルートですが、最後まで樹林帯に守られた登山道のおかげで
一時心配した強風による撤退はありませんでした。
昼食後、体も冷えてきましたので11:00に下山開始。
ここからガスが薄くなって山並みが少し見えてきました。天候が回復し始めたようです。
往路を下りますが、雨も小止みになってきました。
山頂で大分冷えきった体ですが、これで一安心です。
笹原の尾根道では、ガスが晴れて前方が見えてきました。
天気予報は半分外れて、谷川・朝日岳に続く午後の天候回復となりました。
各自、カッパの上着を脱いで歩きだしました。
薄いガスと紅葉した道で森林浴を楽しみ?ながら下ります。
徐々に高度を下げながら、とにかく長い登山道が続きます。
雨か止んで紅葉を楽しむ余裕が出てきました。
さらに雨具のズボンも脱ぎ、晴れモードになって歩きます。
1本ある林道を横切ると仲仙寺登山口はまもなくです。
熊除けの鈴を付けたキノコ取りの叔父さんが、自慢げにカゴを見せてくれました。
放射能の影響は無いのでしょうか。
ちょっと不思議な雰囲気の空き地がありました。
13:50に仲仙寺に到着。
約3時間で1350mを下る緩やかな下山道は長いですね。
薄暗い出発時と違い、明るくなった本堂にあらためてお参りしました。
本当に古くて趣きのある境内です。
参道脇にある巨大な杉やヒノキの木々にも圧倒されます。
各自、汚れを落としてマイクロバスに乗り、みはらしの湯に向かいます。
みはらしの湯で一時間の入浴を楽しみ、ここで3房400円の葡萄を購入。
良い香りと味で、ナイアガラとレッドナイアの直売は珍しいそうです。
15:30に東京に向かい渋滞も無く順調に走って16:30に石川PAで途中下車。
ここから八高線経由青梅線乗換えの拝島駅で、ドーナツ半額セールの行列に並んで10個600円で購入。
登りは雨、下りは時々晴れの残念な経ヶ岳でしたが、温泉と葡萄とドーナツで楽しめた旅行のような山行でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます