熊 今日はどこに出没!!

今日はどこへ行こうかな 

秋晴れの乾徳山

2011年10月31日 | 登山

快晴を見込んで10/28に乾徳山に出かけました。

6:02に朝冷えの昭島駅を出発して7:50に快晴の塩山駅に下車。
8:10発の山梨貸切自動車バスに乗りましたが、運転手がおらず発車しません。
やがて8名位の登山者を引き連れて戻り、10分遅れで発車。
バス停を見つけられなかった迷子の中高年グループを駅舎に迎えにいってきたようです。

10分遅れの8:55に乾徳山登山口バス停(820m)に到着。
下車は2名だけで他の人達は西沢渓谷に向かうようです。

【登山口バス停-道満峠登山口-道満山-扇平-乾徳山-迂回新道-高原ヒュッテ-オソバ沢登山口-登山口バス停】

        

八王子駅車内からバス車内まで偶然に同席してきた単独男性は出発していきました。

バス停付近の案内板や乾徳公園、間違えやすい山梨市営バス停などをチェックし、9:05に出発。

道満峠登山口への途中に吉祥寺がありましたので、立ち寄って安全祈願。

       

舗装された林道を進み、快晴の徳和集落を展望。

鹿避けのフェンスを通過し、またチェーンを巻いて閉じます。
道満峠登山口から山道に入りました。

     

樹林帯の中で整備された急坂を登ります。
木々からこぼれた朝日が背中に当たり、屋根を修理する音がトントンと響いてきて里山の雰囲気を味わいます
。 

標高1100mを超えると緩やかな尾根道になり、9:50に道満山(1414m)に到着。

ここから少し下ってしばらく平坦な道が続きます。 

やがて道満尾根の登りになります。
途中で林道の脇を通過。熊注意の看板がありました。

      

標高が上がり、木々の間からやっと富士山を見ることができました。

秋枯れの樹林帯は明るく、朝日に輝いています。 

大平方面分岐の林道に出ると先行した男性と遭遇。
林道をショートカットする山道に気付かずに林道伝いに歩いてきたようです。 

林道から分かれて月見岩への尾根道に入りました。

    

ちらほら見えてきた周囲の展望をチェックしながら登り、大岩のある緩やかな尾根を通過。
木々の間から乾徳山の姿が見えてきましたが、全容は確認できません。

扇平の開けた草原に出ると月見岩と乾徳山の頂が見えてきました。 

広大なススキの草原からは富士山や南アルプスの山並みが霞に浮かんで見えます。

10:55に月見岩(1740mに到着。
月見岩に登って腰かけ、腹ごしらえしながら撮影タイムを取りました。

雲ひとつない秋晴れの富士山です。 

ススキの扇平も見事な秋色に染まって絵画のような雰囲気です。 

登ってくる団体さんが見えてきましたので鎖場の渋滞を避けるため11:05に出発。
11:10に扇平標識(1800m)を通過して最後の登りに入りました。

       

11:25に髭剃岩の標識を通過、ここで二人組をパスして岩場を先行します。 

鎖場が二箇所ありましたが、鎖無しで三点支持で安全に登れます。 

岩場の上を進むと大岩が途切れて4~5m落ち込む箇所が二箇所ありました。
登山ルートは岩の右脇に迂回するようですが、明確な目印が見当たりません。

後続の叔父さん達が付いてきていないことを確認してから、両腕で懸垂降下し、
左の崖に落とされないよう右側に回り込みながらずり落ちて通過しました。

山頂下の最後の鎖場です。 

岩盤に足掛かりが無いため、仕方なく両手で鎖を掴んで一、二歩登ると、
引っ掛かっていた鎖が外れたようでガクンと20~30cm落ちてヒヤリとしました。
充分に鎖を引いて確認してから登るよう要注意ですね。

腕力で少し登ると右側に割れ目があり、そこを辿って後は自力で登れます。

11:45に乾徳山(2031m)山頂に到着。

山頂は空いていて単独男性2人とご夫婦の4人だけでした。 
雲ひとつない快晴無風の山頂で360度全方位の眺望を楽しみながらの贅沢な昼食です。

       

山頂の北側下にクライマーが見えました。
トレーニングで何人か引き連れているようですが20分経っても姿を現しません。 
鎖場周辺で追い越した4名も山頂に現れませんので、下で休憩しているのでしょうか。

山頂でチョコチョコ動き回る小鳥です。 

単独男性がバス時刻を聞いてきましたので、14:58に間に合いますよと答えました。
迂回新道にはこの下のハシゴから行けますと伝えると下山していきました。
別の単独男性は鎖場の迂回路を降りていきました。

私も大展望に別れを告げて12:05に下山開始。
迂回新道ルートには直立したハシゴが二箇所あり、こちら側も岩だらけでした。

迂回新道側から見た乾徳山頂と富士山。
鎖場の迂回路を降りていった男性もこちら側に変更したようでハシゴを降りてきます。 

12:15に黒金山/国師ケ原分岐(1980m)を左に折れて下山します。

       

急な斜面は厚く積もった落ち葉で凹凸が見えず、道も判別しにくくなっていました。
滑りそうな岩や根っ子、落ち葉の道を慎重に降ります。

先行した男性が休んでおり、途中から私が先行して下りました。
最初は真下に降りますが、途中から横道に左折する箇所が重要で、リボンを見逃すと道迷いです。
横道になってから男性に先行してもらいましたが、男性が道から外れる度に私も後追いで外れるため、
男性が見えなくなるのを待って、自分で道を見分けながら歩きました。

30分程で緩やかな登山道になり、踏み跡が判りやすくなります。 
ここで後続の男性と「道が荒れていて迷い易いとは思わなかった」等の話をしました。

13:00に高原ヒュッテ(1580m)に到着。
小屋の窓ガラスが割れていて内部を見ると廃屋になっているようです。  

千葉からマイカーで来たという男性と別れて小屋の周囲を見て回りました。 

数分で国師ヶ原分岐(1560m)に出ました。

       

オソバ沢登山ルートでも乾徳山が見え始めるのはこのポイントのようです。 

13:15に錦晶水に出ました。湧き水ではなく沢水を取水パイプで流しているようです。
二口飲んでから左側の小さな小屋に向かいましたが、登山道は見つからず沢水に沿って下るのが正解でした。

    

ジグザグに造られた登山道を下ると何度か林道に出ます。
左に行きそうになりましたが、真下にショートカットする下山道が続いていました。

13:15に駒止の標識を通過。

     

銀晶水らしい沢を見ましたが標識や取水口も無く未確認です。

暗い樹林帯の岩がゴツゴツした道を下りますが、ダブルストックの二人組がへばっていました。
道満尾根を下山ルートに選択する方が足に優しいように思えます。 

14:00にオソバ沢登山口(988m)に出ました。
ここから未舗装の林道歩きになります。

       

20分程歩いて鹿避けフェンスを通過し、またチェーンを巻いて閉じます。
この先は徳和集落になり、里山と道端の花々を楽しみます。

       

民宿の看板が目立ち、無料休憩所の冷たい湧き水を頂きました。

       

バス時刻まで30分ありますので吉祥寺に寄って時間調整です。

       

14:30に乾徳山登山口バス停に帰着。
近くの乾徳公園で休憩してバスを待ちました。  

公園には皇太子殿下の乾徳山登頂記念碑があります

       

単独男性が山梨交通バス停にいましたので声を掛けて山梨貸切自動車バス停に移動。
バス時刻が違うので変だと思っていたようです。

14:58のバスは西沢渓谷からの乗客で一杯でしたが、何とか乗車できました。 

塩山駅に15:30に到着。
予定の15:34の電車に乗れて17:40に昭島に帰着しました。

平日の乾徳山は空いており最高の秋晴れを満悦できました。
次は乾徳山の右手に見えた小楢山に登ります。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 信州伊那の経ヶ岳 | トップ | 富士山のビューポイント・小楢山 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

登山」カテゴリの最新記事