クラブ山行で根子岳-四阿山に登りました。
当初の雨予報が曇り予報へと変化する中、傘を差して昭島駅前に集合。
嫌な雨の中、18名でキャンセル無しに驚きながら 6:30にマイクロバスで出発。
関越道から長野道を進むと雨上がりのガスが漂よって一部に青空が見えてきました。
【6/16、昭島-関越道-長野道-上田菅平IC-菅平牧場-根子岳-四阿山-菅平牧場-往路を戻る】
菅平牧場の入口で入山料200円/人を支払って管理棟駐車場に9:20に到着。
第6回 菅平スカイライントレイルランレース&アウトドフェスタが開催中でした。
◎ 42kmコース(菅平ラウンドコース)、◎ 21kmコース(根子・あずまコース)、
◎ 5kmコース(ジュニア&ビギナーコース)、◎ リレーコース(15km・3人1組)
トイレに立寄り後、各自に登山準備。
菅平高原スキー場の緑と雲海に浮かぶ北アルプスの白い稜線があざやかです。
トレラン参加者の補給風景をチラ見しながら、恒例のヤベッチ体操で軽くストレッチ。
雨上がりで澄んだ青空に白い稜線が輝いています。根子岳山頂からの大展望に期待。
9:30に根子岳登山口-1590mを二班に分かれて出発。高低差600mの登りです。
登山道と牧場に満開のレンゲツツジが群生して彩やか。
いつの間にか根子岳方面がガスに覆われてきました。
出だしの階段をゆっくりと進みます。
霧女は誰だろうと思いながら、涼しいから結果オーライでしょうか。
展望台で休憩し、服装を調整します。
白樺林の道に入るとコイワカガミも咲いていました。
通過するトレラン参加者を応援しながら、我々は笹原に出て休憩。
山頂間近になると完全にガスの中になりました。
山頂が見えてきましたが、菅平高原方面の展望は無くなりました。
11:20に花の百名山・根子岳-2207mに到着。
根子岳(ねこだけ)は、長野県上田市菅平高原と長野県須坂市の境にある山。標高は2,207m。
ウメバチソウが有名で、花の百名山の一つ。西側の緩斜面は裾野が菅平高原となっている。
一方で北東側は爆裂火口壁のため急斜面となっており、火口を隔てた東側に四阿山がある。
また、大明神沢が根子岳と四阿山の間の鞍部の南西斜面を、米子川は同鞍部の北東斜面を
それぞれ源流としている。山の一部と菅平高原が上信越高原国立公園に属する。
四阿山が見えましたが、すぐにガスに覆われてしまい残念。
少し早い昼食とし、恒例の集合写真を撮ります。
トレラン参加者が通過し、ここから小根子岳に下っていきます。
大勢の登山者が休憩していましたが、根子岳のピストンが多いようです。
11:45に展望の無くなった根子岳から四阿山に向かって出発。
岩尾根の右手ガレ場もガスの中。
本ルート唯一の難所となる岩場を通過します。
岩場の展望台から見た四阿山への縦走ルート。
一番の見所となる岩尾根と笹原の縦走ルートです。
六角柱状の俵を積み上げたような奇岩があります。
四阿山の南山腹には複輝石安山岩の大岩脈があり、四阿山の的岩として国の天然記念物に指定。
笹原の鞍部から見た四阿山ですが、ガスで山頂が見えません。
高低差200mを降りて根子岳の笹尾根を振り返ります。
ここから四阿山へ350mの登りになります。
雨上がりの泥道を心配していましたが、濡れた程度で幸運でした。
かなり蒸した急登を二頑張りで登り切り、緩斜面の草原に出ました。
下山道との分岐点に13:10に到着。
二班の到着を待って山頂辞退者を確認、13:20に全員で山頂に向かいます。
ガスの中に四阿山の山頂が見えてきました。
山頂手前の階段道です。
12:35に百名山・四阿山-2354m山頂に到着。
四阿山(あずまやさん)は長野県と群馬県の県境に跨る山で標高2,354mの日本百名山。
吾妻山・吾嬬山(あがつまやま)などとも呼ばれ、嬬恋村では吾妻山が用いられている。
約90万年前~30万年前に活動した安山岩質溶岩による成層火山で、34万年前の噴火により
直径約3kmのカルデラが形成された。その後の侵蝕により現在の複数峰による(四阿火山)の形態に至る。
四阿火山とは周辺の根子岳、四阿山、浦倉山、奇妙山の総称。志賀高原から続く火山帯に属する。
この山の南西(長野県)側にスポーツ等の合宿で名高い菅平高原が広がり、
長野県側及び群馬県側にはスキー場がある。
また、この山の北に日本の滝百選の一つである米子大瀑布がある。
各自に昼食・軽食を摂りましたが、アブ等の虫が群がってきます。
展望も吹き抜ける風も無い山頂で残念でした。集合写真を撮って14:00に下山開始。
ほぼ予定通りの時間で全員が二山を登り切り、石祠に感謝しました。
分岐点に戻り、左折して菅平牧場へ下ります。
気持ちの良い笹原の緩斜面を進みます。
尾根筋まで下り、右手のガレ場を覘きます。
少しガスが薄くなりましたが山頂方面は見えません。
15:15に中四阿山-2106mを通過。本来は大展望の岩尾根ですが。
ガスの中に麓のビニール畑が薄っすらと見えます。
高度を下げる度に視界が良くなってきました。
小四阿のピークと菅平高原のゴルフ場や牧場が見通せます。
右手には根子岳が見えてきました。
背後の四阿山も視認できます。
今なら山頂から大展望が期待できそうですが仕方ありません。
小四阿までの尾根歩きで開けた展望に感謝しましょう。
最後の下りで展望が無くなりましたが、 驚きの花一杯の路が続きました。
花公園のような登山道は始めてで、200円の入山料も安いものです。
やがてマラソンの野口みずきクロカンコースに合流。
小さな沢を越えて登山口は間もなくです。
菅平牧場の脇道に出ました。
トレラン参加者も通過した泥道が残っています。
四阿山登山口に出てバスの待つ管理棟に向かいます。
麓は快晴で、根子岳と四阿山の山容が見えてきました。
一転して酷暑となった舗装道を歩いて管理棟に16:05に帰着。
二班が16:20に帰着し、予定の16:00を過ぎたため温泉立ち寄りを相談。
途中の蒸し暑さと最後の舗装道歩きから、時間を短縮して汗を流すことに決定。
16:30に菅平牧場を出発し、真田温泉健康ランド/ふれあいさなだ館に17:00に立寄り。
40分で手早く入浴し、コンビニ立寄り後に昭島へ向かいました。
車内で色々とご馳走になりながら、花一杯の本山行を企画したSU-SANに全員で感謝。
早く体調を戻して復帰されることを祈っています。
当初の雨具着用、泥だらけ、温泉無しの最悪ケースが避けられました。
また、逆に酷暑によるダウンも霧のお蔭で避けられたことで良い山旅でした。
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