池口岳登山口の避難小屋にて、3:30に起床して朝食。
奥深い山林で天候が確認できませんが、晴れ模様のようです。
小屋を片付けて荷物を車に移し、登山準備。
【6/10、登山口-黒薙-池口岳北峰-黒薙-登山口-中央道-昭島】
同宿した男性の熊鈴を頼りに登山口-1060mを4:40に出発。
まもなくマイペースで登るとの男性と別れて先行しました。
鹿の食害対策のビニールテープが巻き付けられている樹林帯辺りから明るくなりました。
急斜面そばの大岩に山の神が祀られており、熊と登山の安全祈願。
急斜面と緩斜面が交互に続いて徐々に高度を稼ぎます。
緩やかな登りが多いことから、下山時も時間がかかりそうです。
「喜平治造-面切平-ザラナギ平」の標識を5:20に通過。
笛を鳴らしながら小さなアップダウンを進み、牛首あたりの尾根道を5:30に通過。
三つ目の急斜面となる黒薙手前の間伐林。
急坂を登りつめて黒薙の崩壊地に出ました。
正面に見えてきた池口岳の双耳峰。まだまだ遠い道のりです。
ガレた崖下を覘いてみます。
中間地点の黒薙-1834mに6:30に到着して休憩。
西側に見える山稜は昨年登った熊伏山のようです。
黒薙から鞍部に下降して細尾根を進みます。
ここから先は笛を小まめに吹きながら進みました。
7:10にコイワカガミ街道と呼ばれる細尾根に出ました。
コイワカガミの大群落が続き、先の道にも点在しています。
尾根の左側、北東方面が開けて兎岳-聖岳が見えました。
黒薙から二つ目のビークを登ると標識があり、7:20に休憩。
また鞍部まで下ります。
7:30にザラ薙の崩壊地を通過。池口岳が少し近づいてきました。
倒木が増えて奥深い南アルプスらしい登山道になりました。
根っこなどが邪魔をする急登があり、荒れた道ですが迷い道はありません。
岩場が多くなり、 ロープのある岩場を数箇所通過します。
8:55に加々森への分岐となるジャンクションを通過。
荒れた細尾根を登り詰めます。
笹原の丘に出ると左手が開けてガスに包まれた山稜が見えました。
100名山の最後に登った光岳と思われます。
最後の中斜面を登り、9:10に池口岳北峰-2392mに到着。
池口岳(いけぐちだけ)は、長野県と静岡県にまたがる赤石山脈南部にある山である。
標高2,392mの北峰と2,376mの南峰の双耳峰。日本二百名山のひとつ。
北峰は樹林に囲まれていて展望なし。環境省の看板と三角点もどきの石柱が置かれています。
山頂の先から南峰方面を見てみましたがガスが濃くなって視界無し。
ここから南峰往復も考えましたが、帰路の運転疲労を考えてパスしました。
ゆっくりと昼食後、9:40に下山開始。
残雪が残る笹原の丘からも光岳が見えなくなりました。
ジャンクションに向かって降りていくと同宿した男性とすれ違い。
「あとひと頑張りです」と挨拶して別れました。
9:50にジャンクションを通過。
大岩の左脇を登り返します。
ロープが付けられた岩場の下りを通過。
細尾根で谷風を期待しながらガスの中を下ります。
急斜面で15名程の団体さんとすれ違い「あと二頑張りですね」とご挨拶。
ザラ薙平辺りを10:50に通過。
中間点の黒薙まで四つ程のアップダウンが続きます。
行きに休憩したピークに11:00に到着して休憩。
今日は乾きかけた熊の糞らしき物を三個ほど見ました。
時おり笛を吹きながら急斜面を下って黒薙を目指します。
やっとコイワカガミ尾根を通過。右手ガレ場の視界はガスの中。
最後の細尾根を登り返すと黒薙に着きます。
11:50に中間点の黒薙に到着して一安心。
ここから先は熊の心配がなくなる様な気がします。
崩壊地はガスに包まれてしまいました。
間伐林の急斜面を下ります。
歩き易い道ですが平坦地が多くて時間が掛かります。
12:30に面切平に出て休憩。
ここから二つの小ピークと急坂を経て下山します。
13:10に登山口に帰着。平日は登山者が少ない山域のようです。
標高差1330m、8.5時間、40000歩の奥深い池口岳。
登り4時間30分、下り3時間30分と緩斜面の長い山旅でした。
避難小屋で残った水で体を拭いて着替えます。
麓は青空で、山中だけガスに包まれていたようで残念でした。
13:50に避難小屋を出発、狭い林道を対向車無しで通過できて幸運でした。
整備された秋葉街道を快適に走行し、矢筈トンネル-三州街道-松川IC-中央道を
途中休憩で眠気対策しながらゆっくりと走行して19:30に昭島に帰着。
結局、熊鈴が見つからないため、ネットで発注して次に備えます。
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