夜半にトイレに行くと雨が降っています。
4:00に起床し、朝食の赤飯を食べて出発準備。
今日は四つのピークを越えて16km/10時間の縦走です。
【9/15、高谷地-火打山-焼山-富士見峠-金山-天狗原山-登山口-小谷温泉泊り】
5:00に雨具とヘッドランプを付けて高谷地ヒュッテ-2110mを出発。
徐々に明るくなり、5:15に天狗の庭(高層湿原)に到着。
小雨・高曇りで焼山-火打山の稜線が見えています。
雨が激しくなる前に焼山まで行けるかが勝負です。
火打山へ高低差400mの緩やかな登りになりました。
朝焼けが始まりましたが雲の中で残念。
6:00に雷鳥平-2300mに到着。小雨のため雨具から傘に切替ました。
妙高山と天狗の庭、高谷地ヒュッテが見渡せます。
6:30に百名山・火打山-2462mに到着。
火打山(ひうちやま)は、上信越高原国立公園内の新潟県糸魚川市と妙高市にまたがる
標高2,462mの頸城三山の最高峰である。日本百名山及び花の百名山に選定されている。
悪天候ながら幸運にも影火打-焼山の稜線が見えています。
登ってきた甲斐がありました。6:40に焼山へ向かって急坂を下ります。
まだ所々に残雪が残っていました。
小雨の縦走路を進みます。影火打のピーク地点は確認できませんでした。
影火打の稜線を越えて焼山のコルまで降ります。
台風接近の影響から雨雲が低くなってきました。
焼山をガスが包み始めました。山頂到着まで視界は保たないようです。
ガスに包まれる前に焼山のガス噴出口を撮影。
焼山のコル-2000mから高低差400mの厳しいズルズル急登に挑みます。
手掛かりの無い急登を過ぎてジグザグの斜面になりました。
ガスと風雨で本格的な荒れ模様になりました。
9:10に300名山・焼山-2400mに到着。
焼山(やけやま)は、新潟県西部の糸魚川市と妙高市にまたがる頸城山塊の標高2,400mの活火山。
1974年の噴火以降は、1998年まで入山禁止措置が執られていた。
通常「焼山」と呼ばれ、同名の山と区別する際に「新潟焼山」の名称が用いられることがある。
妙高山、火打山と共に頸城三山と呼ばれ、東には火打山、西には富士見峠を隔てて
金山が連なっていて三百名山の一つに選定されている。
悪天候の中で記念撮影後、直ちに富士見峠に降ります。
岩場やガレ場の難所を降りる下山ルートです。
300mを急降下し、10:10に噂の泊岩-2100mに到着。
岩穴に造られた小屋の中で昼食を摂り、10:30に富士見峠に向います。
11:00に富士見峠-2100mに到着。
ガイドから笹ケ峰登山口に降りるか、金山に向うか聞かれました。
雨量が予想より少ない事から予定通りに金山に向うことを選択。
地元ガイド達が笹原を伐採して造った縦走路を進みます。
展望の無い雨中の稜線歩きが続きます。
意外に花々が咲いており、残雪が消える時期が遅い山域ですね。
急坂を登り詰めて12:10に金山-2245mに到着。
ガスで展望の無い金山を降りて四つ目のピーク・天狗原山に向かいます。
まだまだ花々が咲き誇る「神の田園」辺りを通過。
これだけの花を9月中旬に見られて幸せでした。
花の最盛期に登りたくなる花の「天狗原山-金山ルート」です。
登り返して13:10に天狗原山-2197mを通過。
ここからズルズル滑るブナタテ尾根を950m下ります。
ガイドが心配していたV溝道を難なく通過。
雨量が多いと水量に負けて流される恐ろしい沢道になります。
雨が小止みになり、台風接近の影響は最少で済みました。
荒れた滑る下山路で一人の女性が遅れ出し、添乗員が付き添います。
15:20に水場-1600mで休憩。後続の女性を待ちます。
緩やかな登山道になり、やっと安心して歩けます。
16:15に金山登山口-1240mに到着。
四つのピークを越えて高低差1220m、11時間、31000歩の厳しい縦走でした。
15分遅れの女性を待ち、マイクロバスに乗車して小谷温泉に向います。
17:30に小谷温泉・熱泉荘に到着。
すぐに源泉に入りましたが、熱過ぎてゆったりと浸かれません。
濡れた登山道具を干してサッパリとし、18:30から夕食。
遅れた女性からビールの差し入れがあり、ベテランガイドの山談義に盛り上がりました。
台風接近の影響は、夕刻からで雨が激しくなりました。
山行は撤退せずに済みましたが、明日のJR大糸線は運転未定とのことです。
【9/16、熱泉荘-白馬駅-松本駅-昭島駅】
21:00に就寝し、温泉に三度浸かりながら起きて7:00から朝食。
8:00にマイクロバスで予定通りに白馬駅に向います。
8:40に白馬駅に到着。やはり降雨量が収まるまで運転見合わせ中。
急遽、ガイドさんが運転してマイクロバスで信濃大町駅に送って貰いました。
ここからはJRに乗車でき、11:50に松本駅に到着。
駅ソバで昼食。混み合うホームに並んで運転再開を待ちます。
運転再開予定が何度も変更され、発車ホームを三度も移動しました。
結局、5時間待たされて17:16の特急あづさに乗車。
全席自由席の配慮で座れ、20:45に昭島駅に6時間遅れで帰着できました。
台風の時期は予定が狂って大変ですが、次は燕岳-餓鬼岳縦走に出掛けます。
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