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♪宝物の箱♪

誰にも目に見えるもの、そして見えない大切な宝物ありますよね。
そんな【宝物】について思ったことを綴ってみました。

『ねこ』

2006-05-14 15:24:18 | ささやき



犬派? 猫派?

だったら、私は”猫派”
元々、小さいときはどちらもだめでした。
野良犬はたくさんいたし、怖かった。
猫も家が古いだけにどこかしら入ってて土間にいたりしました。

しかし、なぜか10歳くらいの時に、家に来た迷い猫は住みつき
農家だったので、家や納屋で猫の臭いがしたらネズミも寄り付かないだろうと
徐々に慣れていきました。


そして、十年前の夏休み明けに
長女が真っ白の仔猫を拾ってきました。
箱の中に4ひき入れて道端に置いてあったそうです。
長女も生き物はだめ。なのに「家で飼っていい?」と聞いてきました。
ちょうど、その年の4月からパートに出始め、長男もまだ2年生。
家に帰ってきて、独りじゃあ寂しいだろうからって、一応、
家主の実家もOKしてくれたので、飼うことに決定!

仔猫は、「チンチラ」が入っているらしく、毛が長く真っ白です。
名前、何にするってことになり、天邪鬼の私は、
真っ白な仔猫を目の前に、真っ赤な”梅干”を思い出し、「ウメ吉」と名付けました。

とても可愛い仔猫で、拾ってきた翌朝、掃除機を掛けていると、
突然、居なくなりました。慌てて探すと、
なんと、小さいぬいぐるみを並べている横に、一緒に座っていたのです。
全く違和感なしに(笑)

親馬鹿ですが、朝方になると起こしに来るんです。私の頭をコンコンと。
そして、「ニャン」ではなく「ごはん」と言うんです。
少なくとも私達夫婦にはそう聞こえていました。


そんな可愛かった「ウメ吉」も4年前突然、亡くなってしまいました。
病気になり、あっけなく亡くなりました。
おかしいなと思いながら仕事に行き、たまたま、主人も私も食事会があり、
夜遅く家に着くと、もう弱っていました。
子供達も心配していて、あわててかかりつけの病院に電話を入れたのですが、
誰も出ません。何軒も何軒も掛けてみましたがどこも同じ。
最後に掛けた病院だけが、「すぐに連れてきて」との返事。
すぐに連れて行き、緊急の手術。
お年寄りの先生が奥様とされている病院のようで、「今夜はもう遅いから、家に帰ってください。明日の朝、迎えにきてくれたらいいから」とのこと。
しかし、それっきりになりました。
翌朝、早くから迎えに行く準備をしていると、病院から悲しい知らせ。
主人がひとりで迎えに行きました。帰ってきた「ウメ吉」はまだ温かく、
生きているようでした。
お医者さんの話では、手術は無事済んだのだが、今朝になって急に様態が悪くなったそうで‥‥


悲しかったです。
小さいときから育てて、いつもそばにいて、子供同然でしたから。
滅多に涙見せない主人までが涙してました。
今は、ペットのお墓に沢山のペット達と一緒に眠っています。