★このような言葉、ご存知ですか?
1:垂手。
2:猿手。
3:鷲(わし)手。
これ、3つ全てが
腕の神経に傷がついてしまったとか
腫瘍(しゅよう:できもの全てのこと。)で圧迫された後に出てしまう
運動機能障害のことを指す名称なんですね。
運動機能の麻痺(まひ。)を指して、
知覚(触った感覚、圧迫の感覚、温度の感覚)のことは、
また別問題です。
腕は、命令を出す3大神経が存在していて、
1:橈骨神経(とうこつしんけい)。
親指側を通っています。
神経は、全てが「走っている」という表現も使います。
2:正中神経(せいちゅうしんけい)。
腕の真ん中を通っています。
3:尺骨神経(しゃっこつしんけい)。
小指側を通っています。
~~~~~~
1:橈骨神経(とうこつしんけい)麻痺(まひ)を起こすと、
垂手という状態になって、「垂れ下がった」形になります。
これには2種類あって
▲下垂手という手首全体が「垂れて落ちている」状態。
この場合は、手首全体が伸展不能(伸ばせない)ということです。
▲下垂指という【指が伸展不能(伸ばせない)】という状態。
指が「垂れて落ちている」状態を指します。
~~~~~~~
2:正中神経(せいちゅうしんけい)麻痺(まひ)を起こすと
猿手という状態になって、
親指の付け根のふくらみの筋肉が委縮(いしゅく。小さくなること。)することで
親指と人差し指できれいな丸を作る事が出来ない【猿の手のような外見】に
なったりします。
これは正中神経(せいちゅうしんけい)の、肘より下の部分:特に手首近辺の障害で
よく見られます。
肘より上の部分の障害では、もっと症状の数が多くなります。
こちらは、今日は省略します。
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3:尺骨神経(しゃっこつしんけい)麻痺(まひ)を起こすと、
かぎ(鉤)の様な、鳥の鷲(わし)の爪の様な変形を起こします。
手の中の筋肉が萎縮(いしゅく・小さくなって筋力が落ちる。)し
薬指・小指の付け根の関節が大きく伸びて
親指と人差し指が大きく曲がった形になります。
かぎ(鉤)爪変形とか、鷲手変形と言ったりします。
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ここで、
●猿腕。
という言葉、思い出して下さい。
これは
▼手首と肩を固定した状態であっても、
肘(ヒジ)の部分がクルクルと
一般の方と比較して大きく自由に廻ってしまう状態。
このことを言います。
猿手と猿腕。
かなり間違えられやすい言葉で、
意味も混ぜこぜになって使われたりするのですが、
◆猿手は【障害】
負傷や障害物の圧迫から
症状が出る。
◆猿腕は
腕の形と動きが一般の方と違っているという意味。
先天性や
もともと身体が柔らかい延長で
腕も柔軟に動く。
負傷の影響の場合もある。
◆猿手は、手首周辺の症状を、主に指します。
◆猿腕は、肘(ひじ)の形と動きを指す言葉。
この様な違いがあります。
~~~~~~
しかし、猿腕が、形と動きの特殊な部分を指して、
障害を意味しないと言っても、
実際の運動機能には
影響はあります。
これは断言します。
良い面もあれば、悪い面もあるのです。
今日は、
●何かの運動を真剣に行なう。
●体力を極めて使う。場合によっては危険もある。
●身体運動の効率が、仕事にそのまま影響してしまう。
この様な方には非常に大事な話ですので、
まずは
この様な言葉と区別をご記憶ください。
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写真はハードスタイル・ケトルベル・スィングの
専門的な練習風景。
2013年の秋。韓国;ソウルにて。
この状態は、猿腕ではありません。
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