軽やか！傑さくでケッコー！爪先立った大辛味噌コケッコー！

最近、八丁堀をよく歩く。今までは八丁堀から日比谷線で東銀座まで出て歩いてたオフィスが、実は八丁堀から歩いてもそんなにかからないと分かったからなんだけど、その途中にあるお店がここ。
前は何のお店だったかもう忘れちゃったけど、割と最近、一年くらいの間に出来た店だと思う。何度か入ってみようかなぁ、と足を止めたことがあったんだけど、いつもはちょっと先にある「無国籍カレー名人」に行っちゃうのだ。

今日もそんな気分で通りがかったんだけど、ふと外壁に書いてある文章に目が止まったのです。



鶏がら、丸鶏かぁ！

そういえば最近、鶏がらスープのラーメンを食べてないなぁ。いや、ラーメン自体を食べてないかも。そして、何故ラーメンを食べてないかと言うと、食べたい！と、ピンとくるラーメンが思いつかなかったからなんだけど、そうか！僕はもしかして、鶏ガラスープのラーメンが食べたかったのかもしれない！！と勝手に思い、この店に入ってみることにしたのだ。



メニューを見てみると・・・なんだなんだ？最初が油そばで次が味噌ラーメン、そしてつけ麺があって、その下にラーメン！？なんか並べ方がバラバラじゃん（笑）
なんとな～くオススメは油そばだというのは判るような気がする。店の名前が付いてるし。でも今日は鶏がらスープが飲みたくてこの店に入ったのだ。初志貫徹で汁付きラーメンを食べるのだ。そう思い返して改めてメニューを吟味してみる。

ふむぅ。味噌が2番目に書いてあるというのは、味噌に自信があるのだろうか。味噌の鶏がらなんて珍しいじゃん。これにしてみようかな・・・と、下の方に大辛100円増しというのがあるぞ！
そもそも当初はカレー名人に行くつもりだったのだから、辛いものにも未練はあるのだ。よし！コイツにしよう。すいませ～ん！こってり味噌ラーメンの大辛くださ～い！あとジャンボ餃子も！



そうそう、こんなのもあったのでメール会員なっとくかな。

さて、本題です。



ばばばば～ん！来ました！！真っ赤なラーメン。
もうぷ～んと鶏がらの香りが！そしてうひょひょ！からそーな香りが！
実は注文した時からもう汗が滲んでまして。条件反射なもんで。

まずはスープを一口！おおお！

なんていうか、辛さが爪先立っているの。
最近麺道場四街道店のブットジョロキア入りラーメンとかの辛さに慣れていて、
あそこのは辛さと言っても重低音。ズシンと来てあとからドーンなんだけれど、
この傑さくの大辛味噌（勝手にネーミング）は、高音域にスコ～ン！と抜けるような辛さ。
相撲で言うと大受の押しより天龍の上突っ張り（古い！古すぎる！！）
これはド明るいラーメンだぞ。
いやぁ箸が進む進む！蓮華が進む進む！これはなんかずっと飲み続けていたいスープじゃ～ん。
チャーシューもいい感じに赤白半々で、いやぁ合格です。

餃子もうまいよ。



肉汁が半端じゃなく吹き出す。そして皮が旨いの。これ気合入ってます。金もかけてるって感じだな。にんにくもガッツリ入っていて、なんだかレトロチックな餃子。絶対今時の餃子じゃない。昔懐かしい昭和な餃子って感じですね。

さて、なんだか〆に、この味噌大辛のスープでご飯が食べたくなって（至極当然のことだと思う。このスープがご飯に合わないわけがない！！）玉子掛けご飯を注文！



これがさぁ、ご飯におかかとネギが載り～の、卵は黄色く盛り上がり～の。混ぜて食ったらウマイのなんの。こりゃ玉子掛け猫まんまですね！残った真っ赤なスープをぶっかけると、もう完璧！！

いやぁ驚きました。これ、マジにめちゃ馬です。絶対クセになります。いや、もうなってます。鶏がら味噌大辛！大正解でしたね。



さて、改めて店内を見回して、メニューなんかも眺めてみると、この店、絶対もったいなさすぎる。もっとお客さんにわかりやすく情報流せれば、絶対流行ると思うんだよね。お料理作りには真面目に取り組んでいるのに、お店の雰囲気やPOPからは、お客さんに対して迷ってるって感じがするんだな。
でも、味はすごくいいです。コッテリだけど後味爽やか。気持ちのいい汗かきましたぁ！！

麺酒場 傑さく 八丁堀店 （ラーメン / 八丁堀駅、新富町駅、宝町駅）

昼総合点★★★★☆ 4.5