
先日久しぶりにレコード店に寄りました。
家庭の事情がありまして、店頭でゆっくりレコードを見るのは1年(以上)ぶりです。
とても楽しい時間だったのですが、改めて価格の高騰ぶりには驚いて(あきれて)しまいました。
もはやブルーノートの作品なんか、高すぎて買う気がしません。
普通の中古盤なんですから、高くても3000円がいいところだと思うのはセコイ考えなんでしょうか。
それでも、まだまだ安い盤はあるので2枚購入できました。
1枚はルーレット盤「カウント・ベイシーとトニー・ベネット」で580円。
以前CDを持っていましたが、処分してしまった盤です。
もう一枚が、このペッパーのギャラクシー移籍後第1作で、初めて聴くレコードです。
ちなみに1100円でした。
ピアノとベースが、愛聴盤「ワン・セプテンバー・アフタヌーン」と同じスタンリー・カウエル(p)、セシル・マクビー(b)で、ドラムが大好きなロイ・ヘインズ、というのが購入動機でした。
収録曲は、1「スイート・ジョージア・ブラウン」のコード進行を借りたオリジナル「ミス・フー?」、2ライヴ盤に収録されている「マンボ・コヤマ」(ジャズ評論家の小山紀芳氏に捧げた曲)、3「恋人よ我に返れ」、4オリジナル「パトリシア」、5スタンダード「ジーズ・フーリッシュシングズ・リマインド・ミー・オブ・ユー」、6オリジナル「クリスズ・ブルース」、です。
やはり「ワン・セプテンバー・アフタヌーン」と同傾向の演奏で、ペッパーお気に入りのピアニスト:ジョージ・ケイブルスも良いですが、このスタンリー・カウエルのピアノもフレッシュで、当時のペッパーには会っていると思います。
ペッパーにはまだ聴いたこののない作品も多いので、またチャンスがあれば入手したいと思います。