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蓄音機でジャズを聴く!

蓄音機とジャズを中心に、日々の出来事をつづる。

移転のお知らせ

2025-08-25 16:00:55 | ジャズ
本日8/25をもちまして、アメーバブログに移転いたします。
引き続きご覧いただける方は移転先にてよろしくお願いいたします。


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浅川マキ作品を聴く「ブルー・スピリット・ブルース」

2025-08-23 16:25:02 | ジャズ


1972年12月発売の通算4枚目のアルバムです。

前作で「来年一緒にやっていきます。」と紹介されていた萩原信義(g)を全面的にフィーチャーした作品です。

A2「難破ブルース」、A3「奇妙な果実」、B4「町」以外は、萩原さんのアコースティックギターをバックに歌っています。

A1「ブルー・スピリットブルース」は「ベイズン・ストリート・ブルース」などを作曲したスペンサー・ウィリアムズの作品に、B1「ハスリン・ダン」はジェームス・クロフォードとJ.C.ジョンソンの曲に浅川さんが日本語詩をつけたもの、「あの娘がくれたブルース」は浅川さんのオリジナルで、全て萩原さんのギター(二重録音)のみの伴奏です。

また、B2「ページ・ワン」は寺沢圭(=プロデューサーの寺本幸司氏)作詞・山木幸三郎作曲で、萩原さんのギターにディレクター(東芝)の渋谷森久氏のオルガンによる伴奏。

B3「灯ともし頃」は浅川さんのオリジナルで、萩原さんと富倉安生さん(当時は浅川さんのレギュラーバンドでベースを担当)のギター2本の伴奏。

B5「大砂塵」もオリジナルで、萩原さん一人がバックを務めています。

A2「難破ブルース」(ベッシ―・スミス作詞・作曲、浅川:日本語詩)では、嬉しいことにまた南里文雄さんのペットが聴けます。
萩原、柴田森久(p)の他、園田祐司(tuba:園田憲一の実兄)、大塚勝久(drms)による演奏です。

B4「町」は、萩原、つのだ・ひろ、高中正義(b)、片岡輝彦(tb)、斎藤清(ts)というメンバーです。
後にフュージョン・ギタリストとして「ブルー・ラグーン」などのヒットをとばす高中は当時つのだ、成毛滋と共にフライド・エッグというロックバンドを組んでいました。
片岡、斎藤両氏は、当時ニュー・ハードに在籍していたので、山木幸三郎氏のつながりで参加したと思われます。

A3「奇妙な果実」は唯一萩原さんの参加していない曲で、山下洋輔(p)との初めての共演です。
山下氏がソロでひとしきりアドリブをした後、浅川さんが英語で歌います。

「奇妙な果実」は大変興味深い演奏ですが、やはり萩原さんのギターがアルバム全体の雰囲気を作っています。

浅川さんは彼について「生まれつき色を持ったひと」と書いておられます(前作「浅川マキ ライブ」のメンバー紹介にて)。




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浅川マキ作品を聴く「浅川マキ ライブ」

2025-08-10 17:26:04 | ジャズ


通算3枚目で初めてのライブ盤です。

1971年12月30・31日、新宿紀伊國屋ホールでの年越しコンサートでの録音です。

A2「赤い橋」、A4「ちっちゃな時から」、A5「朝日楼(朝日のあたる家)」、A6「かもめ」、B1「少年」以外の7曲は初収録作品です。

A1「別れ」とB6「さかみち」は浅川さんのオリジナル、A3「にぎわい」は作詞:浅川・作曲:かまやつひろし、B2「死春記(ししゅんき)」は作詞:真崎・守(漫画家)・作曲:浅川、B3「ピアニストを撃て」は寺山修司・山木幸三郎コンビの作、B4「オールド・レインコート」B5「ガソリン・アレイ」はロッド・ステュワートの曲に浅川さんが日本語詩をつけたカバーです。

メンバーは、今田勝(p)、稲葉国光(b)、つのだ・ひろ(drms)、萩原信義(g)、杉浦義弘(g)、市原宏祐(fl、perc)で、前作で最後の曲「朝日のあたる家」にのみ加わっていた萩原・杉浦がフューチャーされています。

A5「朝日楼」は、前作では1stコーラスのみアカペラでしたが、今度は歌の部分は全て無伴奏で、イントロ・間奏・エンディングのみ2本のギターによる演奏になっています。

2作目も良く売れたようで、高級紙全12ページのブックレットが付属しており、メンバー写真に浅川さん自身の紹介コメントが付いています。

MCを聴くと、浅川さんはかなり上機嫌ではしゃいでいるようにさえ感じます。

いいアルバムです。


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浅川マキ作品を聴く「MAKI Ⅱ」

2025-08-03 16:15:45 | ジャズ


1971年9月発売のセカンドアルバムです。

前作が売れたせいか、42×60cmのポスターを4つ折りにした上等な歌詞カードが付いています。

前作に感じた歌謡曲的な印象は薄れ、ロック・フォーク・ブルース・ジャズなどを感じさせる曲が収録されています。

A1「少年」とA6「少年(partⅡ)」は浅川さんの作詞・作曲、A2「眠るのがこわい」は作詞:寺山修司・作曲:下田逸郎(シンガーソングライター)、A3「ジンハウス・ブルース」はベッシー・スミス等が歌った「Me and My Gin 」のカバー曲で浅川さんが日本語詩を書いています。
A4「花いちもんめ」とB4「わたしが娼婦になったなら」は前作でおなじみの寺山修司・山木幸三郎コンビの作品、A5「ゴビンダ(GOVINDA)」はサンスクリット語で歌うインド風の異色の曲、B1「めくら花」は作詞:藤原利一(=作家:藤原伊織)・作曲:浅川、B2「雪の海」は作詞:喜多条忠(「神田川」等で有名な作詞家)・作曲山木幸三郎、B3「港の彼岸花」作詞:浅川・作曲:鈴木薫(検索したが不明)、
B5「ゴー・ダウン・モーゼ」は英語で歌う黒人霊歌、B6「朝日のあたる家」はアニマルズで有名な曲:日本語詩は浅川。

以上、作詞・作曲だけを見てもバラエティーに富んでいますが、演奏している顔ぶれも前作から引き続き参加の今田勝(p)を含み総勢30人以上です。

中でも「ジンハウス・ブルース」には南里文雄氏(tp)がソロを吹いていますが、私は彼の演奏を聴くのはこれが初めてで、思いがけず嬉しかったです。

また、ロックギタリストの成毛滋(なるもしげる)が「めくら花」に、つのだひろ(この頃は☆がついていません)が「ゴビンダ」「めくら花」「雪の海」に参加していますが、この二人は当時バンドを組んでいました。

そして、「朝日のあたる家」だけは新宿の花園神社でのライヴ録音で、当時まだ学生だった萩原信義と杉浦芳弘のアコースティック・ギター2本の伴奏で歌っていますが、個人的には一番好きな演奏です。


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浅川マキ作品を聴く「浅川マキの世界」

2025-07-27 15:41:05 | ジャズ


1970年9月に発売された、浅川マキさんのファーストアルバムです。

浅川さんは、1968年新宿のアンダーグラウンドシアター「蠍座」で寺山修司氏演出のワンマン公演を3日間行い好評を博しました。

このアルバムにはその時の実況録音が5曲収められており、30万枚も売れたということです。

確かに、ヤフオクでもタマ数は豊富で、「MAKIⅡ」と一緒に低額で落札できました。

1曲目「夜が明けたら」を聴いて、「これだ!」と思いました。

イメージしていた浅川マキそのものでした。

続く「ふしあわせという名の猫」、さらに3曲目「淋しさには名前がない」もいい感じでしたが、次の「ちっちゃな時から」になって雰囲気が一変します。

歌謡曲調の曲は5曲目「前科者のクリスマス」、6曲目「赤い橋」、そしてB面1曲目の「かもめ」まで続きます。

B面の残り5曲は「蠍座」でのライヴで、英語で歌う黒人霊歌「時には母のない子のように」、作詞作曲者アダモ自身の歌でヒットした「雪が降る」に続いて、やはり歌謡曲調の「愛さないの愛せないの」、「十三日の金曜日のブルース」、「山河ありき」と続きます。

浅川さんのオリジナル(作詞作曲)曲は「夜が明けたら」と「淋しさには名前がない」のみで、「ちっちゃな時から」は作詞が浅川、作曲はむつひろし(和田アキ子「土砂降りの雨の中で」他)、「赤い橋」の作詞が北山修である以外は全て作詞:寺山修司、作曲:山木幸三郎による作品です。

寺山修司氏は、私はタモリのモノマネくらいでしか知りませんが、当時すでに著名な歌人・劇作家で、山木氏は宮間利之とニューハードのギタリストで作編曲も手掛ける方です。

演奏は、今田勝(p)、原田長政(b)、稲垣次郎(fl)、横内章次(g)等、私でも(名前を)知っているジャズメンたちが担当しています。

浅川さんの歌声は、張り・ツヤがありよく伸びています。

私の中のイメージに最も合うのはオリジナルの2曲ですが、気が付いたら口ずさんでいるのは「かもめ」や「ちっちゃな時から」だったりします。






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