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蓄音機でジャズを聴く!

蓄音機とジャズを中心に、日々の出来事をつづる。

蓄音機で遊ぶ

2023-06-18 15:08:23 | 蓄音機
蓄音機でLPレコードやCDなどの音源を再生したらどんなだろう。

蓄音機を持っている人なら、多分みんな考えたことがあるのではないでしょうか。

私も以前からそう思っていたのですが、やり方を思いつきませんでした。

秩父にある骨董屋さんが「蓄音機ドライバー」というものを販売しているのを知って興味はありましたが、予算が合いませんでした。

先日、サウンドボックスを外してホーンの入り口に小さな音源を置けばホーンで拡大された音が聴けるはず、という当たり前のことに思い当たりました。

そこで、ヘッドホンの片側を入り口にいれて音を出してみると小さい音が聞こえたので、もう少し口径の大きなスピーカーならちゃんとした音が聴けるのではないか、と思いました。

先日、ヤフオクで蓄音機の出品を見ていると、「サウンドボックスにスピーカーを取り付けるアダプター」出ていました。

Bluetooth対応のミニスピーカーにフィットするように3Dプリンターで制作したもので、5千円程の価格でした。

これなら真似できると思い、一番安い1400円の物を購入しました。

これをペットボトルを切った漏斗状の部分に入れて両面テープで貼り付けました。

音漏れ防止用に、口の部分はゴムの指サックを切って繋ぐことにしました。

HMV102とイーグルで試聴してみると、想像以上にイケてました。

改良の余地大有りですが、とりあえず実験成功です。

これでしばらくは遊べそうです。



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シリコン樹脂、その後

2016-12-07 11:48:42 | 蓄音機
2014年8月に書いた記事にコメントをいただきました。

シリコン樹脂を塗ったSPレコードのその後をお尋ねでしたので、現状をご報告しようと思います。

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見た目でも、聴いても何の変化も無いように思います。

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実は、その後少々考えが変わりました。

当時は、どうしても演奏できないものだけに使おうと思っていたのですが、

今のところ悪影響は感じられないので、もう少し積極的に使っていこうかと思い始めました。

というのも、「金沢蓄音機舘」という金沢市の施設の館長さんがプログでシリコンスプレーを使っていると書かれていたからです。

http://www.kanazawa-museum.jp/chikuonki/kancho/2016_02.html

「公の施設で使われているなら大丈夫かなあ」と思ったことと、「すべりが良くなった方が盤を痛めないのではないか?」という根拠のない考えに加え、「ダメになったらあきらめよう。」という都合の良い言い訳から、そこそこの状態の盤にも使うようになりました。

処理済みの盤は、やはり音質が向上したように感じます。

とはいえ、2年程度で経年変化を判断することはできないと思いますので、使用される方はどうぞ自己責任でお願いいたします。

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コロンビア No.164 その2

2016-02-12 12:30:30 | 蓄音機


せっかく手にいれた164なのでキレイにしようと思います。

モーターボードを外した時に、箱の内側だけは掃除しておきました。

ネットで購入した他の蓄音機と同じく鉄針がたくさん落ちていて、ホコリもたまっていました。

もう一度、ボードを外して、ホーンの中を掃除します。

モーターは異常なさそうですが、念の為に香箱(ゼンマイが入っている筒状の箱)を開けて様子を見てみます。

この機種はダブルゼンマイなので、香箱も2つです。

グリスが足りないようなので、追加しておきました。

本当は、古いグリスは取り除いた方が良いのでしょうが、面倒なので追加するだけにしておきます。

ボードの表面やレコード入れの中は革張りですが、カビなどで白くなっています。

靴クリームをつけて磨き、黒い靴墨を塗ってみました。

メッキに錆びはありますが、まずまずキレイになり満足です。

さて、例のサウンドボックスですが、ビスを外してみても分解できません。

そこで、ガタつきがあるアームを先にバラしてみることにしました。付け根部分のネジを外し、穴に錐を差して回すと取れました。

グリスが固くなっています。ボールベアリングが6個、窪みにはまって回転する簡単な構造でした。

黒いグリスを拭き取り、新しいグリスを塗って・・・。

ボールが落ちてしまうので、少し苦労します。

グリスで固めて、試行錯誤してなんとかはまりました。

考えればなんとかなるものです。

ガタつきもなくなりイイ感じですが、針のナナメは解決しません。

意を決して、サウンドボックス(NO.9)をバラすことにします。

ネジを外して、取れそうなところを力技でー‥。

パリンと取れて片側が床に落下しました。

癒着していたようです。

振動盤が逆向きに凹んでいたので指で押すと、ペコンと簡単に戻りました。

ナナメの原因はコレだなぁ、と組み立ててレコードに針を下ろすと、案の定ほぼ垂直になりました。

レコードをかけてみると、さすが純正、5Bよりしっくり来ます。

これが本来(?)の164の音なんだなぁ、と一応は納得しました。

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コロンビア No.164

2016-02-12 12:23:40 | 蓄音機
オークションで、前から欲しかった蓄音機を手に入れました。

コロンビアの大型ポータブル、NO.164です。



とにかく、大きくて重い。

形はポータブルですが、人力で持ち運ぶのは難儀します。

右はHMV101

部屋から部屋への移動なら、まあ大丈夫です。

なぜ欲しかったのかと言うと、造りの良さです。

モーターボードは厚みのある板に皮張りで、レコード入れもしっかりした木製で高級感があります。



25センチターンテーブルとボードの大きさのバランスが良く、見た目にゆとりが感じられます。



つまり「佇まい」が素晴らしいのですね。

音を聴いたことはありませんでしたが、いかにも良い音がしそうです。

さて、我が家に連れて来てまず試聴です。

レファレンスの「テイク・ミー・バック・マイ・ベイビー」。

ベイシーバンドをバックにジミー・ラッシングが歌う、最初に買ったジャズのSP盤です。

「あれ?」

なんかショボイ音です。

「こんなんなのか?」

「いや、そんなはずはない。」

という訳で、とりあえずボードを外してみます。

ホーンに穴が空いているかもしれません。

どうやら穴はないようですが、ホーンと底板の間にダンボールが挟んでありました。

状態から見て、かなり古くてカサカサに固くなっています。

さては、コイツが原因か?

組み直して聴いてみると、音は良いとは言えないものの、さっきのシャカシャカいうのはなくなっています。

多分、ダンボールがホーンと一緒に振動して、変な音になっていたのでしょう。

ホーンが無事となれば、あとはサウンドボックスです。

針が盤に対してかなり斜めに当たっています。

音溝に対して盤の中心側に 傾いています。こ

れは明らかにおかしいですが、サウンドボックスは今までいじったことがありません。

とりあえず、HMVのNO.5Bをつけてみます。

経が違うので、お得意のボール紙でスペイサーを作ります。

今回は二重にしてテープで留めました。

右はHMV102

さあ、試聴です。

大きな良い音です。

しばらくはこれで聴くことにします。

ところで、この蓄音機の特色は、大きさ以外にアームの設置場所にあります。

普通奥に付いているのですが、これは手前にあります。

多分、ホーンの開口部を大きくとるための工夫と思われます。

必然的にホーンの長さは他の機種に比べて短くなります。

この大口径ショート(?)ホーンのせいか、他のポータブルに比べて開放的な、ちょっと独特な鳴り方がします。

「卓上型のような」というのとも違う気がします。

ともかく魅力的な音ではあります。

HMV102は、さすが名機と言われるだけに、音・機能・形、全てにおいてポータブルの完成形と思いますが、164は別の進化を遂げた究極の形と言えるかもしれません。

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「アルバム」とは?

2014-09-10 11:37:49 | 蓄音機
中学生の頃、LPレコードを「アルバム」と言ったら、友人に「アルバムって、写真の?」と怪訝な顔をされたことがあります。

それまでは何の疑問もなくLPのことを「アルバム」と呼んでいたのですが、そこで少し考えました。

「(写真の)アルバムには色々な写真が貼ってある。LPにも色々な曲が入っている。なるほど、だからアルバムというのか。」

一人で納得したものです。

さて、それから何十年後、物置から蓄音機と一緒にSPレコードのセットものが出てきました。

それを見て、中学の頃の記憶がよみがえりました。

「これは、たしかにアルバムだ!」

見たまんま、「アルバム」だったわけです。

さて、100選:31のルイ・アームストロングの2枚のLPに収録されている曲は、これら4組の「アルバム」に分散されて入っています。









各4枚組ですから4枚×2面×4セット=32曲ありますが、LPの曲が全てあるわけではなく、またLPにない曲もあります。

他にも、ルイのセットがあるかどうかは今のところ分かりません。

これらの曲は、やはりSPで、しかも蓄音機で聴くのが私は好きです。



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