今朝、渋谷陽一さんが亡くなったことを知りました。
私が中学生のころ、姉がどこからか持ってきた「ロッキング・オン」というペラペラの雑誌が渋谷さんとの出会いでした。
もしかしたら、NHKラジオ「若いこだま」のDJの方が先だったかもしれません。
ロッキング・オンはそれまで読んでいた「ミュージック・ライフ」の対極にあるような雑誌で、写真は殆ど無くなんだか難しい内容の文章だけで埋め尽くされている印象でした。
しかし、書かれている対象は好きなロックのことなので、分からないながらも
何とか理解しようと読んでいました。
ただ、松村雄策さんと編集長の渋谷さんの文章は読みやすく「救い」になっていました。
大学に入って段々とロックを聴かなくなるにつれて、ロッキング・オンともDJ渋谷陽一とも疎遠になっていきましたが、時折書店で立派になった同誌を見て手に取ることもありましたし、ラジオをつけて偶然渋谷さんの声に接することもありました。
具体的にどうこうと言うことはできませんが、中高生のころに読んだロッキング・オン誌が私の人格形成に影響を及ばしたのは確かなことのように思います。
松村さんに続いて渋谷さんまでもがこんなに早く亡くなってしまうとは思いもよらないことでしたが、自分もそういう年齢に差し掛かっているのだということを改めて感じました。
渋谷さん、ありがとうございました。
さようなら。