
2006年3月6日、東京有楽町朝日ホールで録音されたカルテット作品です。
この年は、秋吉さんがバークリー音楽院に留学した1956年から50周年目に当たるため、それを記念して非公開ライヴで録音されたアルバムです。
メンバーは、ルー・タバキン(ts)、ジョージ・ムラツ(b)、ルイス・ナッシュ(dr㎳)というおなじみの面々ですが、意外なことにカルテットでのレコーディングは1971年の「メディテーション」・「sumie」以来35年ぶりです。
曲目は、セロニアス・モンク作の「トゥリンクル・ティンクル」以外は全てオリジナルで「ロング・イエロー・ロード」、「孤軍」、「フェアウェル・トゥ・ミンガス」、「ザ・ヴィレッジ~レディ・リバティ(メドレー)」、「すみ絵」、「チェイシング・アフター・ラヴ」が選ばれています。
このアルバムのプロデューサーのひとりが、岩手県盛岡市のジャズスポット「ジョニー」の照井顕氏で、同市の「穐吉敏子ジャズミュージアム」を設立した中心人物です。
秋吉さん本人から「クレージーな私のファン」と呼ばれる照井氏が長年の夢をかなえたのがこのアルバムです。