Rio's Photo Album "千景万色"

EOS 5D MarkIIとEOS 40Dを旅の道連れにして、訪れた場所の風景写真集です。

京都洛東/知恩院#3~勢至堂・友禅苑

2008-01-20 |  京都洛東
# EOS kiss DX + EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
(写真:京都洛東、知恩院の友禅苑。<京都府東山区>)

前回からの続きで、知恩院の中を歩き回りました。
ちょうど第42回京の冬の旅の非公開文化財特別公開として、知恩院では三門、経蔵・勢至堂が拝観できます(3/18まで)。
経蔵、方丈庭園を見て廻ったあと、勢至堂を訪れました。


さて、松の内も過ぎたこの1月中旬に東山界隈を巡りました。
以前の記事からの続きになります。
***記事はこちら↓****************************************************
・知恩院
  #1~三門・御影堂・経蔵
  #2~方丈庭園
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トップの写真は、友禅苑の枯山水庭園。
昭和29年に友禅染の始祖宮崎友禅の生誕300年を記念して改修造園されました。
宮崎友禅は江戸時代の扇絵師であり、友禅染と呼ばれる多彩で絵画調の模様をきものに染め表す手書きの染色法を確立しました。
この友禅苑には東山の湧き水を引き入れた庭園と、写真の枯山水庭園とがあります。
この日はあいにくの曇天でしたが、晴れた日の青空の下で見ると、白砂と周囲の緑の植え込みの色の対比が鮮やかになって良いのではないでしょうか。


さて、知恩院には以前にも訪れています。
+++<以前の記事>++++++++++++++++++++++++++
2008.01 松の内(冬桜) 
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# EOS 40D + Tokina AT-X 535 PRO DX 50-135mm F2.8
勢至堂・御廟へと上がる石段の入口。
御廟には浄土宗の開祖、法然上人の遺骨が納められており、知恩院の最上段に位置しています。

石段の左側の土塀は、現在修理作業中のようです。
石段の半分ほどを作業場所確保のため(と思われます)に、白いシートで区切ってありました。



# EOS 40D + Tokina AT-X 535 PRO DX 50-135mm F2.8
勢至堂・御廟へと上がる石段。
石段の脇の土塀の上には、夏みかん(でしょうか?)が実をつけていました。



# EOS 40D + Tokina AT-X 535 PRO DX 50-135mm F2.8

石段を登り切ると、ちょっと開けており、
左手には勢至堂と、右手には一心院(塔頭寺院、観光拝観はしていません)があります。

勢至堂の上に御廟堂があるのですが、
現在、御廟堂は法然上人800年大遠忌を記念して2008年春までの予定で解体修理工事が実施されていて、近づくことはできません。
その一環として、石段の土塀も修理工事がされているのでしょう。


# EOS 40D + Tokina AT-X 535 PRO DX 50-135mm F2.8
勢至堂(重要文化財)。
七間四面単層入母屋造で、本瓦葺の建築物です。
勢至堂はその御廟の下にある法然上人終焉の地である大谷禅房の旧跡であり、室町時代の享禄3年(1530)の建築と云われる知恩院最古の建物です。
本尊勢至菩薩坐像(重要文化財)は、浄土宗では法然上人を勢至菩薩の生まれ変わりとされていることから(法然上人の幼名を勢至丸という)、法然の本地仏として祀られています。



# EOS 40D + Tokina AT-X 535 PRO DX 50-135mm F2.8
勢至堂前の石灯籠。

勢至堂の奥には、墓地がありその中に千姫(徳川秀忠の娘で豊臣秀頼の正妻)の墓があります。なお、お墓を撮影するのはちょっと気が引けるので、千姫の墓の写真はありません。
この墓地の奥には濡髪大明神があります。
知恩院を火災から守る濡髪童子をお祀りしているのですが、濡髪という名前から、祇園のきれいどころの信仰を集め、縁結びの明神としても詣でられています。

これで、知恩院の一番奥まで来たことになります(濡髪大明神の写真もないのですが)ので、一気に引き返して三門まで歩きます。


# EOS 40D + Tokina AT-X 535 PRO DX 50-135mm F2.8
女人坂を登りきったところにある白い山茶花の花。
満開でした。

女人坂を下りきったところの南側に友禅苑の拝観受付があります。
知恩院の境内にはたいそうな人がいましたが、友禅苑を訪れる人はほとんどいなかったようです。
自分のほかには数組しかおりませんでしたね。



# EOS kiss DX + EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
友禅苑の拝観入口から入ったところの風景。
真中に観音像を配した池があります。
まっすぐ歩いて、石橋の上に行きます。


# EOS kiss DX + EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
石橋から池を望む。
うーん、いまいち印象が薄いなぁ。
天気が悪いせいかな~、雪に降られて気持ちが沈んでいたせいかな~
ちょっと感動する心が薄れていた時間帯かもしれません。



# EOS kiss DX + EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
池の周りを反時計回りに歩くと、禹門があります。



# EOS 40D + Tokina AT-X 535 PRO DX 50-135mm F2.8
禹門。
とても簡素な形の門です。
どんな由来があるのかは分かりませんでしたが、気にかかりますね。
この向こうに茶室華麓庵と、白寿庵があります。



# EOS kiss DX + EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
華麓庵。
裏千家ゆかりの茶室だそうです。
夏場は涼しげな感じでしょうね。



# EOS 40D + Tokina AT-X 535 PRO DX 50-135mm F2.8
小川のほとりには万両があって、単調な色の景色に彩りを添えていました。



# EOS 40D + Tokina AT-X 535 PRO DX 50-135mm F2.8
白寿庵わきの石燈籠。

次いで、枯山水庭園の方へと歩きます。


# EOS kiss DX + EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM



# EOS 40D + Tokina AT-X 535 PRO DX 50-135mm F2.8
枯山水庭園の端にある蹲踞。



# EOS 40D + Tokina AT-X 535 PRO DX 50-135mm F2.8
振り返ると三門が見えます。
三門楼上の廊下に人影が見えますね。
自分も長蛇の列を我慢して並んで、三門を拝観すれば良かった…



# EOS 40D + Tokina AT-X 535 PRO DX 50-135mm F2.8
枯山水庭園に懸かる石橋がとてもいい感じです。



# EOS 40D + Tokina AT-X 535 PRO DX 50-135mm F2.8
ちょっとだけ角度を変えて。



# EOS kiss DX + EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
一番端まで歩いて、振り返るとこんな感じです。
(この写真だけ、色温度が違う感じ…)
この写真の奥の方に、拝観入口と、観音像のある池があります。
全般的に冬の枯れた感じが、人がいないのもあって、物寂しく感じられます。
これはこれで、冬の庭園の良さなのかもしれません。


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