紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

桜は緑。

2006-03-12 23:14:59 | 季節
 湖上に黄金の鍵を落とす「琵琶湖びらき」や近江八幡市の「左義長祭り」など春を告げる風物詩が目白押しの、この頃である。

 2週間程前に、夫が桜の木を輪切りにした長い幹や枝を、(たぶん)再来年のストーブの薪用に家の横に積んだり、立てかけたりしている。

 その中には、堅いつぼみをつけた細い小枝がついているものもあり、これは出来る事なら咲かしてあげなきゃと鋏でつぼみの部分の小枝切りをし、水に浸けておいた。

 インドアにある短い小枝のつぼみは、薪ストーブや差し込む日光の暖かさでみるみる膨らんで行った。桜のつぼみがほのかに薄緑なのを、初めて知った。清廉な佇まいで、咲こうか、どうしようか、と初々しく思いまどっている様子は、高校生くらいの若い人たちの様でほほえましい。日々変化する「いきもの」が家にある(いる)と、単調に思える毎日もうれしくなる。

 そして「単調に思える毎日」は、注意深く生活すれば、決して同じ日の繰り返しでないことに気づく。

 昨日聞いたラジオの川柳。

「『100万円!』 ざるでおつりを くれる店」

 関西(とくに大阪)在住の方なら、覚えのある方も多いのでは。「円の前に万をつける」物売りのおっちゃん。10円おつりなら、「はい、10万円、おつりやでー!」。

こんなちょっとした事でも、聞き耳をたてて、脳みそにメモメモ。(脳みそなので知らぬうちに消去、という自体に泣く事もしばしばですが・・・)

 ブログを書く事は「注意深く生活する」ことに、とても役立ちます。
 薄緑色なのは、もちろん花弁ではなく、花の付け根のガクの部分みたいですね。item8