紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

ミスターXの数式

2006-03-13 16:41:38 | ノンジャンル
 きのう春話題を書いたばっかりだというのに、朝起きれば、うっすら雪が!
しかも一日、晴れ、ときどき雪じゃないの! 

 思わず「裏切り者!」つぶやいてしまう。誰に対してかは、訊かないで欲しい。

 「裏切り者」という言葉には、私の中では『タイガーマスク』のキャラクター、「ミスターX」が裏側に刷り込まれたみたいにビジュアルが貼り付いてくる。世代がわかろうというものである。

 そして幻聴のように聞こえてくるのは、不気味に含み笑いをしつつ、「タイガーよ、裏切り者には・・・」という彼の冷酷なつぶやき。

 しかし、いかなる強面悪役レスラーを送り込んでも苦戦の連続ながら勝ち続けるタイガーマスク。徐々に「ミスターX」自身が組織「虎の穴」に追いつめられ、もともと良くなかった顔色がますます青ざめ、脂汗が顔を伝う回数が増えて行く。・・・えっと、何の話をしているんだっけ?

 明日は今年度から入ったもうひとつの読書会に行く予定。昨年末の課題本が幸田真音さんの「藍色のベンチャー」だった。時代は井伊直弼が殿様になるのに先んじて、彦根に「湖東焼き」という焼きものの窯を作った商人の歴史?小説。その「湖東焼き」が鑑賞できる場所がある、ということで彦根まで遠征?(というほど遠くはないけれど)しての読書会になる。

 今回の課題本はただいま上映中の『博士の愛した数式』小川洋子著。以前読んで「奇跡のような小説だなあ」と小説を読む醍醐味を存分に味わった。と共に、「『本屋大賞』はかなりヒットする」と確信した。「面白い事、間違い無し」です、ノミネート作品をみてもね。

 で、しつこいようだけど、ミスターX。
Xという謎の文字を持つ彼についての数式とその説明を、「博士」にぜひぜひ訊いてみたい。