(写真は攻めるテーパリッ(左))
特にプロレスかもしれませんが、強さを表現するのに「説得力」という言い方をしますね。まあただ単に強い、というだけでなくエンターテイメント的に「客にアピールした上で実力を示す」って感じですか。しかしこれがないと如何に強かろうが「塩試合」とか言われてファンに認められない。今回はボクシングの真剣勝負とはいえ、まさに次代のエースの実力を天下に示すような勝ち方、すなわち「説得力のある勝ち方」をテーパリッが見せてくれました、しかも逆転TKO勝ち、と来たもんだ♪
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プーケットはタイ最大の観光地、綺麗なビーチもあるし、他にも色々な楽しみ方がありますよ♪
今回の興行では気になってるゴーキェットの新鋭ツートップのパイパロップとテーパリッの二人が登場。パイパロップはレイ・ミグリーニョ戦の衝撃のKO劇のイメージが強くて、「あたし的にはパイパロップの方が魅力的」と思ってたんですが、その後の試合を見る限りパイパロップの評価は低下の一方。特に前回のパクチョン興行での出来が良くなかった。一方のテーパリッも2戦前にはかなり正面からパンチをもらってたんでどうかと思ってたんですが、今回で評価はかなり上がりましたね。
では興行詳細です♪
[[ 2010年03月26日 ]] ゴーキェット・プーケット興行
場所:タイ南部プーケット島カマラービーチ特設会場
カマラービーチってこんなところらしい
▼第1試合:ノンタイトル、6回戦、契約重量110ポンド
PABAライトフライ級暫定王者:パイパロップ・ゴーキェットジム(Paipharob Por Nobnom)(タイ) VS マイケル・ロドリゲス(Michael Rodriguez)(フィリピン)
判定でパイパロップの勝ち(PTS)
左右スイッチして戦うパイパロップは1Rは左からスタート。しかしガードが低いせいもあってか被弾が多い。マイケルはストロー級のピグミーと試合しただけあって背が低くそれでいて攻められるとすぐに頭を下げるのでパイパロップの戦いにくそう。2Rは右、3Rに左と切り替えながら戦うも、スタイルが被弾しても打ち返すタイプなのとマイケルが頭を低くして潜り込んでくるのでやりにくそう。4Rくらいから疲れの見えるマイケルにワンツーから攻めたのがいい攻めだが追いきれない。5Rには両者疲れからか足は使うが手数が減る。相変わらずマイケルが頭を下げてくるので押しているパイパロップがうまく有効打を打てない。うまいアッパーが打てない感じ。最終6R、パイパロップ攻勢も頭を下げるマイケルに逃げられる展開。左が本来か?左からの左ストレートの右フックはいいが、しかし最初見た頃よりボクシングが荒くなってしまった感じ。残念。
しかしスイッチにも慣れてきたか、前回のときのような両足が揃って立ってしまうパターンはほとんど見られなかったのは改善された点。
判定結果は文句ないけど、かみ合わない相手でしたね。
▼第2試合:PABAフライ級暫定王者防衛戦
暫定王者:テーパリッ・シンワンチャー(Tepparith Singwancha)(タイ) VS 同級11位:ライアン・タンパス(Ryan Tumpas)(フィリピン)
テーパリッが3RTKO勝ち(レフェリーストップ)
1Rしょっぱなからライアンが大攻勢!!テーパリッ逃げる一方でどうなることかと思いました。左右の速いフック、特に右フックが斜め上から来る独特のフック。この右フックの連発でテーパリッダウン!まさに驚異の速攻!タイ人ボクサーはどうしても「1Rは見ていけ」と教え込まれていることが多いのに対してフィリピン人ボクサーは初っ端から打ち込んでくるアクティブな選手が多いとはいえ、ここまではまさかの展開で「ありゃあ、このまま負けるんじゃね?」と思ったんですが、しかし中盤以降はライアンの攻め疲れと彼がフックボクシングのために空く正面にテーパリッがワンツーを入れて食い止めリズムを取り戻す。
2Rからは逆にテーパリッの猛攻!!ワンツーで行ってくっついたら開いてるボディーへ左右のボディーフック、ガードが開いてあごが開けばアッパーをいれ、ガードが下がって頭が開けばテンプルにフックを入れる、うまい。
3Rもテーパリッの攻勢。ワンツーベースで相手のガードが開けばそこにフック、アッパーを入れるんだが最後はロープにつめてワンツーの10連打!?(驚)パンチを返せなくなったライアンをみてレフェリーが試合をストップ!?すさまじい連打…
しっかし日本にも「ピストン」の名を冠するボクサーがいましたが、まさに
ピストン打ち…(汗)
この1年チョイボクシングの試合を見てきてあんなジャブストレートの連打は初めてみましたわ。感動!
その前の開いてるところを狙って打つうまさに加えて、あのガンガン行くスタイルを見させられたらテーパリッの評価はうなぎ上りです。
既報の通り、今回のテーパリッの勝利でPABAから指名試合で90日以内になんと
4月19日の「デンカオセーンとレイ・ミグリーニョの勝者との対戦」が義務付けられたぁぁああ!!!
こりゃデンカオセーンが勝っても危ないぞ…(汗)
久しぶりに震えが来る試合を見せてもらえました♪
▼第3試合:ノンタイトル、6回戦、124ポンド
ABCOスーパーバンタム級王者ソッ・プーンインスリージム(Sod Looknongyangtoy)(タイ) VS ゲディオン・エンバ(Gedion Amba)(フィリピン)
必殺漬物職人(別名塩試合製造機)ソッが順当に判定勝ち(PTS)
前の2試合と違ってこの試合は手数の少ない静かな立ち上がりでソッお得意の(?)塩試合の予感がひしひしと…(汗)案の定派手なやり合いがなく1R終了。結局そんな流れがずっと最後まで続き、良くあるソッの「打って来いやぁ」アピールを何回か横目で見つつ、
関心は同時刻行われていたマンファーのタイトルマッチへ…(汗)
結果はそのまんま順当にソッが判定勝ち。やっぱ相手が積極的に仕掛けてこないとソッの試合は面白くない~~~~~~~~~~!!!!
▼第4試合:女子ムエタイ、ノンタイトル、4回戦、110ポンド
ナムターン・ゴーキェットジム(タイ) VS ブアゲオ・キェッソンバッ(タイ)
意外なことにナムターンが判定負け
ナムターンの試合は結局普通にムエタイに。今回はTV局の許可も取ってたみたいで国際式とムエタイ混在でOKのようです。(チャンネルが違うせいかな?7チャンネルはムエタイだめでしたね)
この試合中(ネットTV観戦)も意識はTVでみているマンファーの方へ。途中VTRででてきたナムターンの前蹴りは完璧に入って相手をぶっ倒してたんでアイドルボクサー、ナムターンの勝ちで決まりかと思ってたんで結果は意外でした。(ナムターンのアピールのために順番変えてアマラーを後にしたはずなんですけどね。)
▼第5試合:女子、ノンタイトル、6回戦、104ポンド
OPBFアトム級王者:アマラー・ゴーキェットジム(Amura Kokietgym)(タイ) VS ブアンガン・キェッソンバッ(Buangern Kiatsombat)(タイ)
引き分け
TVへのナムターンのアピールの都合?で後に回されちゃったアマラーの試合はTVに全然映らず。結果は引き分けだったそうです。押すと「ぷにっ」という擬音がしそうなアマラーのほっぺが好きなんですが…(おいおい)
今回のゴーキェット興行はこのテーパリッの試合を見に行くだけでもプーケットまで行く価値がありましたね。残念。
これでたぶんゴーキェットの一押し新鋭は「テーパリッ・シンワンチャー」に決まりでしょう。ムアイサイアムの記者ピチェーッ氏もテーパリッの実力を買ってたけど彼の目は正しかった、と思われ。
しかしパイパロップもしっかりしてくれええええええ!!!!!
ではまた
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場所:タイ南部プーケット島カマラービーチ特設会場
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PABAライトフライ級暫定王者:パイパロップ・ゴーキェットジム(Paipharob Por Nobnom)(タイ) VS マイケル・ロドリゲス(Michael Rodriguez)(フィリピン)
判定でパイパロップの勝ち(PTS)
左右スイッチして戦うパイパロップは1Rは左からスタート。しかしガードが低いせいもあってか被弾が多い。マイケルはストロー級のピグミーと試合しただけあって背が低くそれでいて攻められるとすぐに頭を下げるのでパイパロップの戦いにくそう。2Rは右、3Rに左と切り替えながら戦うも、スタイルが被弾しても打ち返すタイプなのとマイケルが頭を低くして潜り込んでくるのでやりにくそう。4Rくらいから疲れの見えるマイケルにワンツーから攻めたのがいい攻めだが追いきれない。5Rには両者疲れからか足は使うが手数が減る。相変わらずマイケルが頭を下げてくるので押しているパイパロップがうまく有効打を打てない。うまいアッパーが打てない感じ。最終6R、パイパロップ攻勢も頭を下げるマイケルに逃げられる展開。左が本来か?左からの左ストレートの右フックはいいが、しかし最初見た頃よりボクシングが荒くなってしまった感じ。残念。
しかしスイッチにも慣れてきたか、前回のときのような両足が揃って立ってしまうパターンはほとんど見られなかったのは改善された点。
判定結果は文句ないけど、かみ合わない相手でしたね。
▼第2試合:PABAフライ級暫定王者防衛戦
暫定王者:テーパリッ・シンワンチャー(Tepparith Singwancha)(タイ) VS 同級11位:ライアン・タンパス(Ryan Tumpas)(フィリピン)
テーパリッが3RTKO勝ち(レフェリーストップ)
1Rしょっぱなからライアンが大攻勢!!テーパリッ逃げる一方でどうなることかと思いました。左右の速いフック、特に右フックが斜め上から来る独特のフック。この右フックの連発でテーパリッダウン!まさに驚異の速攻!タイ人ボクサーはどうしても「1Rは見ていけ」と教え込まれていることが多いのに対してフィリピン人ボクサーは初っ端から打ち込んでくるアクティブな選手が多いとはいえ、ここまではまさかの展開で「ありゃあ、このまま負けるんじゃね?」と思ったんですが、しかし中盤以降はライアンの攻め疲れと彼がフックボクシングのために空く正面にテーパリッがワンツーを入れて食い止めリズムを取り戻す。
2Rからは逆にテーパリッの猛攻!!ワンツーで行ってくっついたら開いてるボディーへ左右のボディーフック、ガードが開いてあごが開けばアッパーをいれ、ガードが下がって頭が開けばテンプルにフックを入れる、うまい。
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