<シルクロードを点で繋ぐ旅><朝顔・君子蘭・竹など>

シルクロードの都市を点々と歩き、砂漠や高山、信仰と食事=文化に興味を持つ。
朝顔・君子蘭・竹などを育てている。

書聖 王羲之の革命-資料ー

2013-03-13 17:04:09 | シルクロードの旅--中国
王羲之の<革命>とは何か。
最後までTVを視聴してわかりました。

骨や甲羅に<彫って>吉凶を占う文字=最古の漢字
石に<彫って>契約=主従関係を守らせる文字=篆書
甲骨文字・金文・隷書・篆書。
やがて、
<紙>に、<筆>で自在に書く。
感情に任せ、怒り・懐かしさ・優しさなどの気持ちをも表現→<芸術>と。

小さな庭を作って野菜をそだてたとか。
怒って悲しくて辛くて、どうしよう、どうしようと悶え苦しむなど。
筆の流れも<緩急>をつけ、
字も、流れるように続く。
行書・草書のはじまりと。

資料  王羲之(おうぎし)
中国4世紀の東晋時代に活躍した王羲之303~361、異説あり)は、
従来の書法を飛躍的に高めた。
生前から高い評価を得ていた王羲之の書は、
没後も歴代の皇帝に愛好され、
王羲之信仰とでも言うべき状況を形成。

王羲之の神格化に拍車をかけたのは、唐の太宗皇帝でした。
太宗は全国に散在する王羲之の書を収集し、
宮中に秘蔵するとともに、
精巧な複製を作らせ臣下に下賜して、王羲之を賞揚したのです。
しかし、
それゆえに王羲之の最高傑作である蘭亭序(らんていじょ)は、

太宗皇帝が眠る昭陵(しょうりょう)に副葬され、
後世の人々が見ることが出来なくなった。

その他の王羲之の書も戦乱などで失われ、
現在、<王羲之の真蹟は一つも残されていません。>

そのため、宮廷で作られた精巧な複製は、
王羲之の字姿を類推するうえで、
もっとも信頼の置ける一等資料となります。