世界は

　　

　　世界は不安定の中にある

　　ロシアとウクライナの戦争

　　イスラエルによるガザ地区への容赦のない非人道的な報復

　　中国の軍備増強

　　アメリカのさらなる軍拡

　　とどまることのない人為的な環境汚染

　　そして地球の温暖化

　　極地の氷山が音をたてて崩れ落ちていく

　　そしてさらなる地震が大地を揺るがす

　　

　　この世に生を享けた多くの罪のない幼子たち

　　この子たちにどのような未来があるというのだろう

　　人間というもののどうにもならない愚かさを嘆くばかりだ

　　そしてただただ祈る

　　わずかにある人類の良心というものを信じて

 

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　　頭をひねり

　　組み立てた言葉によって

　　そこに　詩が生まれるのではない

　

　　心によって

　　心の言葉によってこそ

　　そこに　詩が生まれる

　　本物の　生きた詩が

 

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　　学歴に　社会的地位に　富

　　そういうものを　すべて手に入れた人生

　　それに　どんな意義があるというのか

　　魂の成長することのない　心貧しき人生であっても

 

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寒い部屋の中に

 

　　寒い部屋の中に一人いると　寒さが身にしみる

　　心は内へと向かい　心の底の暗く黒い思いと向き合う

　　それが　我が心を苛む

　　とめどなく

　　しかしこのような思いこそが　心の成長の糧となる

　　そう思うのだ

　　ぬくぬくと　炬燵の中にいるよりも

　　そして蓮が泥の中に　花を咲かせるように

　　心の暗く黒い中に　花を咲かせる

　　人がこの世に本当に生きるとは　こういうことに違いない

　　そう確かに　思うのだ

 

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　　例えば　学問を積み重ねることによって

　　人は　真実に行きつくことができるのだろうか

　　人が人として　この世に生きている限り

　　そこに心がなければ　それに何の意味があるというのだろう

 

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