頭によって 紡ぎ出された 諸々の事柄
その内の 詩や思想
それによって人は 真なるもの 永遠なるものに
近づくことができるのだろうか
人は 神であるはずもないのに
人はこの世に 心と魂と共に生きている
そこに人が目指すべき 真の光がある
心と魂の 豊かな成長のための
人が人として この世に生きていくための
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乾いた岩場に 水脈を探す
のみを鎚で打ち 岩を砕きながら
あちらを そしてこちらを
そしてまたあちらを
いつの日か 水が溢れ出て
のどを心を 潤してくれるようにと
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赤子を 自然の中に抱けば
豊かな自然が
すべてを 受け入れてくれる
赤子の命と 共に
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なつかしい時代劇を テレビでみる
そこに登場する 俳優の何人もが
すでに亡くなっていることに 気がつく
人はいずれ 誰もがこの世を去っていく
そして次の世代が 後を引き継いでいく
人がこの世に生きるとは
こういうことなのだと 思い知らされる
たんたんとたんたんと 過ぎ行く
時の流れの中に
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人生に悩み苦しむ若者に 送る言葉があるとしたら
それは 遠藤周作の
「今のぼくにとって 何ひとつ無駄なものは
人生に なかったような気がする」という言葉
どんなに苦しくとも つらくとも
それは今の己にとって 必要なものなのだと
そういう思いで 今を一歩一歩生きる
そうすれば いつの日かきっと
その時の苦しみは 己の人生にとって 魂にとって
決して無駄なものではなかったと 思える日がくる
おそらく その悩みが 苦しみが深ければ深いほど
魂は 大きく成長するのだと思う
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心の中で 座禅をしながら生きる
常に 我が行いを省みながら
常に 良くありたいと
そう願いながら 生きる
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映画館で映画を観たのは 遠い昔のこと
今では テレビで映画を観る
映画といえば ハリウッド映画
莫大な金をかけ CGを駆使し
カーチェイスと 銃弾が飛び交い
ヒーローと ヒロインが活躍する
そして より多くの観客の動員をはかるため
映像的に 常に新たな驚きを演出する
観る方としては 面白いけれど
一度観れば 堪能する
それでも 古き良きアメリカ映画
アメリカの大地のかおりがする 西部劇
ジョンウェインの おおらかさと素朴さ
そんなアメリカ映画に心惹かれる
また アメリカ文化が生んだ ミュージカル映画は
映画界の宝ではないかと思う
そして 日本映画について思う
現代の日本映画界に 山田洋次という人がいることを
ありがたく思う
どこにでもいる等身大の普通の人々が
それが端役であっても 登場するすべての人物が
泣いたり笑ったりしながら 映画の中に生きている
その山田洋次という人の 監督としての力量
人間をみる 深くあたたかな眼
映画というものの価値が どこにあるか分からぬけれど
生きる助けとなって 人々の心の中に生きている
おそらく 現代の文学以上に
この先映画界に 山田洋次のような人材が 数多く現れるのなら
日本映画は 日本文学に勝るとも劣らない地位を築くに違いない
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初めて接する 自然の風景を
赤子の 透き通った瞳が
じっと 見つめる
この世に生まれ
これから 迎えるであろう
人間としての 悩みと苦しみ
幸福だけでは 決してない
生きるということの重み
それを思うと 心が痛む
これらの試練を 乗り越え
どうか 逞しく生きてほしいと
天に向かって ただ祈る
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きょう一日を 無事に生きる
気がかりなことは
一面に生い茂った 雑草と
稲と 野菜と 果樹の生育と
それに 我が健康と
町会のことなども
そうして 転ばないように
足元に気をつけながら
赤子を抱く
赤子の顔を見れば
ただ 心が安らぐ
そんな風に 平和な山里の
我が一日が 静かに暮れていく
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人はきっと 死ぬまで
魂の おさまることなく
悩みながら 揺れ動きながら
生きていくのだろう
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我が妻を 大事に思う
化粧などしない 妻ではあるが
白髪が 皺が 目立つようになった
今や妻は 我が人生の同志
ただ 長生きしてほしいと願う
子や孫に 囲まれながら
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