昼には
太陽の光が 明るく輝く
命の喜びに 満ちて
青い空と白い雲と 心地よい風の中に
色とりどりの花が 咲き乱れる
昼の光の中に
命の真実があると 感じる
夜には
昼には見えない 星々がきらめく
無限に広がる 宇宙の奥深くにまで
そこにぽっかり 青い地球が浮かぶ
宇宙の 大いなる意思のもとに
夜の闇の中に
存在の真実があると 感じる
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頭の中で 言葉を選び
頭の中で 詩をつくる
その言葉は 頭によって
どのようにも 変わるだろう
大いなるものの 前に
ただ頼りなく 佇むばかりだ
心によって 詩をつくる
どのようにも 変わりようがない
そのようにしか ありようがない
心によって 詩をつくる
そこに 人が生きていくために
本当に必要な 詩がうまれる
それが 人々の心に
灯りとなって 残されていく
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最近はやりの 断捨離という言葉がある
心の中を 断捨離できたならと思う
心の中の 大切なものを残し
あとは一切合切 捨ててしまう
心の中の大切なもの 大切な記憶
それは人々の 心からの笑顔と 涙
そして 人々との語らい
そうして 美しい自然
それらは光の中に 輝いているもの
一方 つらく暗いおもいが 心の底に渦巻いている
そういうものを 捨て去ることができたなら
しかしそうしたところで 私は私でいられるのだろうか
この私は 心の中のすべてをひっくるめての 私ではないのか
今まで生きてきたおもいを すべて背負っての
それが何であろうと 良くも悪しくも
どんなにやりきれなくとも
それこそが 人が人生を生きるということに違いない
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