心のままに

おもいを言葉に

芸術というもの

2022-01-25 10:07:27 | 日記

 

  芸術というもの

  詩というもの

  それは 何のためにあるのだろう

  人はこの世に 光を求めて生きている

  砂漠に 水を求めるように

  その心から あふれ出るものがある

  それが さまざまに形を変え

  詩となり 音楽となり 絵画となる

  そして 人々の心に響く

  誰の心にも

  そうして 人々の生きる力となり 光となり

  人々の心の中に 残されていく

 

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  たとえば 言葉が 

  河原の石の数ほど たくさんあれば

  詩は 豊かになるのだろうか

  詩というもの

  それは 言葉よりも

  その言葉をひとつひとつ拾う

  詩人の姿に 魂に 心惹かれる

  その言葉が多少 いびつであっても

 

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昼には

2022-01-20 15:51:49 | 日記

 

  昼には

  太陽の光が 明るく輝く

  命の喜びに 満ちて

  青い空と白い雲と 心地よい風の中に

  色とりどりの花が 咲き乱れる

  昼の光の中に 

  命の真実があると 感じる

 

  夜には

  昼には見えない 星々がきらめく

  無限に広がる 宇宙の奥深くにまで

  そこにぽっかり 青い地球が浮かぶ

  宇宙の 大いなる意思のもとに

  夜の闇の中に 

  存在の真実があると 感じる

 

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  頭の中で 言葉を選び

  頭の中で 詩をつくる

  その言葉は 頭によって

  どのようにも 変わるだろう

  大いなるものの 前に

  ただ頼りなく 佇むばかりだ

 

  心によって 詩をつくる

  どのようにも 変わりようがない

  そのようにしか ありようがない

  心によって 詩をつくる

  

  そこに 人が生きていくために

  本当に必要な 詩がうまれる

  それが 人々の心に 

  灯りとなって 残されていく

 

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  最近はやりの 断捨離という言葉がある

  心の中を 断捨離できたならと思う

  心の中の 大切なものを残し

  あとは一切合切 捨ててしまう

 

  心の中の大切なもの 大切な記憶

  それは人々の 心からの笑顔と 涙

  そして 人々との語らい

  そうして 美しい自然

  それらは光の中に 輝いているもの

 

  一方 つらく暗いおもいが 心の底に渦巻いている

  そういうものを 捨て去ることができたなら

  しかしそうしたところで 私は私でいられるのだろうか

  この私は 心の中のすべてをひっくるめての 私ではないのか

  今まで生きてきたおもいを すべて背負っての

  それが何であろうと 良くも悪しくも

  どんなにやりきれなくとも

  それこそが 人が人生を生きるということに違いない

 

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行進曲を聞けば

2022-01-14 21:49:43 | 日記

 

  行進曲を聞けば

  生きている細胞の

  ひとつひとつが 跳ねて踊る

  鬱屈した暗いおもいが はじき出され

  身も心も 軽くなっていく

  心が 自然に

  蝶が舞うように

  小鹿が跳ねるように

  命のままに 跳びはねる

 

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  冬の寒さに

  細胞のひとつひとつが 身をちぢめる

  心細さと寒さに ふるえながら

  生物としての人間の弱さを 思い知る

  厚着をして部屋の中に 暖を取る

  内に籠って閉ざされた 心の深くから

  ぽつぽつとぽつぽつと ガスが出る

  発酵をするように

  そのガスが 心に充満する

  閉ざされたままに

  こんな風に 悶々と悶々と

  冬の寒さの中に 生きている

 

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  人が人として 素直に 正直に 嘘偽りなく

  この世に生きる

  人としての さまざまな

  悲しみを 苦しみを乗り越えながら

  そこから 生まれてくるものがある

  人が人として 生きている限り

  そうせずにはいられないものが

  これが 人の心を揺り動かす

  そうして 

  生きていくための 力となり光となる

 

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女というもの

2022-01-10 09:16:55 | 日記

 

  女というもの

  少年の日々

  母がいて 祖母がいて 叔母がいた

  彼女らのそばにいると 心が安らいだ

  日だまりの中にいるように

 

  そうして 青年の日々

  遠くに乙女らを そっと見ていた

  淡いおもいと ためらいを持って

 

  そうして いつの日か

  妻が 我が心の傍らにいるようになった

  そうして 老いた今

  妻が 我が心の内にいる

 

  女というもの

  彼女らは いつも心の周辺にいる

  母なる大地の 強さを持って

 

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世界の人口は

2022-01-07 16:10:29 | 日記

 

  世界の人口は 今や80億人に迫る

  地球はどのくらいの人口を 許容できるのだろう

  太古の時代 繁栄を誇った恐竜が 絶滅への道をたどった

  人類も 同じ道をたどるのではないか

  今 世界に蔓延するコロナウィルスは その予兆ではないか

  自然の人類に対する 警告ではないか

  もしそうであるのなら 人類は英知を結集し

  そうならないように 知恵を絞るべきではないか

  それなのに世界は 今も

  自国の国益と 経済成長を最優先に 突き進んでいる

  その先に 輝ける未来があると信じて

 

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  他に 何も考えることなく

  讃美歌を じっと聞く

  その歌声に 心が安らぐ

  人は頭によって 

  人生の悩みを 解決しようとする

  それは 無駄なあがきに思える

  人は頭によって 

  人生の悩みから 解放されないだろう

  敬虔な 讃美歌を聞きながら

  確かに そう思った

 

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