年の瀬の ストーブのついた 台所の食卓
よく味のしみ込んだ ぶり大根の夕餉
妻と静かに 一年を振り返りながら
外はしんしんと冷える 冬の夜
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我々は日本人として この現代社会に生きる
様々な問題を抱えながら
しかし 人間の根本的な問題に比べれば
それは 表面的な問題に過ぎない
人間として この世に生きている限り
どんなに時代を経ようと 変わることのない
人種 国籍 言語が違っていようと
我々が ここにこうして生きている
その 本質的な問題に比べれば
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思い通りにならない 心の働き
次から次へと 湧き出る心
しかしそれは 何かしら濁っている
どうしようもなく
清水に 魚が棲まないように
我々の心も 濁りの中に生きている
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真実の声
それが 人の頭を通って
文字になると 濁る
ただ黙って 真実の声を聞く
ありったけ 心を開いて
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