寒い部屋の中に一人いると 寒さが身にしみる
心は内へと向かい 心の底の暗く黒い思いと向き合う
それが 我が心を苛む
とめどなく
しかしこのような思いこそが 心の成長の糧となる
そう思うのだ
ぬくぬくと 炬燵の中にいるよりも
そして蓮が泥の中に 花を咲かせるように
心の暗く黒い中に 花を咲かせる
人がこの世に本当に生きるとは こういうことに違いない
そう確かに 思うのだ
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例えば 学問を積み重ねることによって
人は 真実に行きつくことができるのだろうか
人が人として この世に生きている限り
そこに心がなければ それに何の意味があるというのだろう
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