心のままに

おもいを言葉に

家の裏に

2019-05-16 21:05:31 | 日記

 

  家の裏に 家に寄り添うように

  八重桜の木が 立っている

  普段 気にとめることもなく

  ひらひらと舞う 花びらに 

  ふと 見上げれば 

  そこには 満開の八重桜

  こんなにも 美しかったのかと

  しばらく そこに佇む

  最も身近にいる 母親の愛情に

  やっと気づいた 子供のように

 

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  四角いブロックを 積み重ね

  高みに 至らんとする

  ブロックを一個ずつ 上へ上へと積み重ねて

  しかし その不安定さのために

  わずかな衝撃にも たちまち崩れ落ちる

  少しの高みに 至ることもできずに

  

  広大な 四角い基礎の上に

  ブロックを一段ずつ 積み重ねていく

  大量のブロックを ピラミッドの形に

  そして ピラミッドの頂点に 高みを獲得する

  五千年も 揺らぐことのない高みを

  広大な 基礎の上に

 

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  大いなるものの中に

  すべての命が 生きている

 

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  野良猫が一匹 草むらの中を じっとうかがっている

  ずっと 一時間ほども

  一食の食事を得るために これほどの時間をかけて

  わずか十分で片づけた 我が食事のことを思うと

  そして余った時間で こうして野良猫を観察している

  緊張のない時間の中に

  今も野良猫は 一食の食事を得るために 真摯な時間の中にいる

  どちらの命が より輝いているのだろう

 

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