ポルトガル満腹レシピ

ポルトガルのリスボン・・・の郊外にホームステイ。教えてもらったポルトガルの家庭料理を紹介。

アリェイラ・フリッタ(腸詰の揚げもの)とオムレッタ(オムレツ)

2011年05月15日 | レシピ
Alheira frita(アリェイラ・フリッタ)

アリェイラというのは腸詰めの一種。ポルトガルの北部の地方の特産品。
両端をひもでくくって輪になって売っていました。

材料:2人分
Alheira(アリェイラ)= ポルトガル北部特産の腸詰 1本
Oleo(オレオ)= サラダ油(揚げ油)


外側にぐるっと一周、縦に切れ目を入れます。

熱い油で一気に揚げる。

揚げている間に、皮が勝手に外れる。


こんがり揚がりました。熱いうちに食べようとすると中が熱くてやけどに注意!

まわりはサクッと、中はトロッとしていて、クリームコロッケにも通じる食感。味は、肉っぽさはあまり感じない、食べたことの無い味。一口目は美味しい!と思ったが、これだけで食べると塩分と脂っぽさがキツい。細かく切ってアッソルダと混ぜていただく。生野菜サラダが欲しい・・・^^;

何で出来ているのか、ステイ先のお母さんに訊くと「とり肉や豚肉、いろいろなものが入ってる」と言っていた。
今、改めて調べると・・・とり・豚のほかに豚のラード、にんにく、パンなどが原材料。なるほど、あの味はラードとパンだったか! 納得。


オムレッタ(Omeleta) 具だくさんの卵焼き

材料:2人分
Ovo(オーヴォ)= 玉子 2個
Mortadela(モルタデラ)= モルタデッラハム
Queijo(ケイジョ)= チーズ
Salsa(サルサ)= イタリアンパセリ
Cebola(セボーラ)= タマネギ
Azeite(アゼイトゥ)= オリーブ油
Sal(サル)= 塩


卵2個をよくとぐ。

モルタデラを切って混ぜる。チーズ少し、塩少々。パセリ、玉ねぎのみじん切りも足して混ぜ、オリーブ油をひいたフライパンで焼く。


モルタデラはこちら。オリーブの実が入ってました。このまま食べられます。




蓋を使ってひっくり返す。


チーズをのせる。
完成! 

味は・・・予想通り、家庭の味^^ ボリュームたっぷりでお腹いっぱいになります。 冷蔵庫の残り物を整理するための料理かな? 何でも好きなもの入れて作りましょう^^



今回はアッソルダの付け合せ。アリェイラ・フリッタもオムレツも食べ切れませんでした。
アッソルダ+アリェイラ・フリッタ(少し)+サラダ(たっぷり)の組み合わせだと良いかも~。

アソルダ(ポルトガル風パン雑炊)

2011年05月14日 | レシピ
Acorda(アッソルダ)←“c”になってますがホントはcにヒゲのついた文字です。

材料:3~4人分

Pao(パォン)= パン 適宜 
Azeite(アゼイトゥ)=オリーブ油 適宜
Alho(アーリョ)= にんにく6片
Louro(ローロ)= ローリエの葉 1枚
Sal(サル)= 塩 少々
Ovo(オーヴォ)=玉子 1個
Coentros(コエントロシュ)= コリアンダー 適宜


パンを水に浸けてふやかす。


フライパンにオリーブ油をたっぷり。火にかける。


にんにく6片を半分に切り投入。ローリエの葉を一枚ちぎって入れる。

ふやかしたパンを投入。絞らすそのまま。


パンは木べらで潰す。パンを浸していた水を少しずつ足す。
塩少々。

パンをきれいに潰していく。


弱火にする。卵1個を投入。よく混ぜる。

細かく切ったコリアンダーを散らす。


完成! 見た目はいまいちですが、美味しいんだこれが!


この日のメニューはこのアッソルダのほかにアリェイラという腸詰を揚げたものと具たくさんの卵焼き(オムレツ)をいただきました。

こちらの作りかたは次回の記事で。

バカリャウ・ア・ブラシュ(干し鱈料理:フライドポテト入り卵とじ)

2011年05月11日 | レシピ
Bacalhau a Bras (バカリャウ・ア・ブラシュ)

“Bras(ブラシュ)”は人の名前なんでしょうか? 地名?? 辞書にも載ってないし、なんと訳すのか・・・。

材料:2人分
Cebola(セボーラ)= タマネギ少々
Alho(アーリョ)= にんにく 2片
Louro(ローロ)= ローリエの葉 1枚
Pimenta branca(ピメンタ・ブランカ)= 白こしょう 少々
Azeite(アゼイトゥ)= オリーブ油 適量
Bacalhau(バカリャウ)= 干し鱈 1切れ 
Batatas fritas(バタタシュ・フリッタシュ)= フライドポテト(市販品:細切り)一袋(250g)
Natas(ナタシュ)= 生クリーム 200ml
Ovo(オーヴォ)= 玉子 2個
Salsa(サルサ)= イタリアンパセリ 少々
 * Coentros(コエントロシュ)= コリアンダー:イタリアンパセリの代用で使いました)

バカリャウ(干し鱈)は水から茹でて塩抜きする。

玉ねぎ、にんにくをみじん切りにし、ローリエの葉(真ん中のしんは切り取る)を加えて、たっぷりのオリーブ油で炒める。白こしょう少々。(写真:奥の鍋はバカリャウ)


バカリャウはザルで湯を切り、骨と皮を外す。(好みによって皮つきも可)


軽くほぐしたバカリャウを入れる。 


フライドポテト一袋投入。↑↑↑こんな細切りカリカリのフライドポテトがスーパーマーケットなどで普通に売られています。



さらに生クリーム投入。(生クリームの代わりに牛乳も可)



さらに卵を1個ずつ、2個混ぜていく。


焦げないように良くかき混ぜる。汁気がなくなったら火を止める。

皿に盛り、イタリアンパセリをみじん切りにして散らす。(今回はコリアンダーで代用)


完成。 美味しかった~♪ 
レストランだと黒オリーブの実がのってたりします。お好みでどうぞ。

ボラッシャス(ビスケット)

2011年05月09日 | レシピ
Bolachas(ボラッシャス)

材料:

Acucar(アスカル) = 砂糖: カップ1.5位
Ovo(オーヴォ)= 玉子: 3個
Pela de limao(ペラ・デ・リマォン)= レモンの皮:1個分
Manteiga(マンテイガ)= バター:100g程度
Farinha de trigo(ファリーニャ・デ・トリゴ)= 小麦粉:800g程度



卵3個に砂糖を加えて混ぜる。


レモンの皮を1個分、バターを100g位。


さらに小麦粉カップ1程度加えて混ぜる。

なめらかになったら小麦粉をさらにカップ1杯程度加えて混ぜる・・・を繰り返す。
(小麦粉をカップ1杯くらいずつ数回に分けて加えて、よく混ぜる。)

耳たぶくらいの固さの生地を作る。


手粉(小麦粉)をつけて生地を親指くらいの太さにし、S字型に。


小麦粉をふった天板に並べます。

オーブンで焼く。


焼き上がりました!


紅茶やホットミルクと一緒に召し上がれ。
カフェ・オレと合わせれば、ポルトガルでは立派な朝食です。 
(奥に写っているのはボーロ・デ・セノーラ(にんじんケーキ)を切ったもの。)

ボーロ・デ・セノーラ(にんじんのケーキ)

2011年05月09日 | レシピ
Bolo de Cenoura(ボーロ・デ・セノーラ)

材料:
Ovo (オーヴォ)= 玉子 5個
Acucar (アスカル)= 砂糖 カップ5
Cenoura (セノーラ)= にんじん 大1本
Pele de limao (ペレ・デ・リマォン)= レモンの皮 1個分
Farinha de trigo(ファリーニャ・デ・トリゴ)= 小麦粉 カップ5
Oleo(オレオ)=  サラダ油 カップ1.5
Fermento em po' (フェルメント・エン・ポー)= ふくらし粉 小さじ1/2
Manteiga(マンテイガ)= バター 適量

オーブンを温めておく。


卵5個を黄身と白身に分ける。(写真に写っているのは電子レンジ:今回は使いません)


白身はハンドミキサーで泡たてる。




黄身に砂糖をカップ5杯、ニンジン1本すりおろし、レモンの皮をすりおろし、を加えハンドミキサーで混ぜる。

泡立てた白身と黄身を合わせ、小麦粉カップ5杯、サラダ油カップ1杯半 を加えて混ぜる。


ハンドミキサーでよく混ぜる。。


↑フェルメント(ふくらし粉)を少々(こさじ半分位)混ぜハンドミキサーでよく混ぜる。

ケーキ型にバターをたっぷり塗りたくり、小麦粉を振る。


型に生地を流し込み、オーブンへ。


焼きたてはふわふわ♪ 


型から出して冷ます。
一日置いてから食べるのがベストかも。しっとりして美味しい。


マサ・デ・バカリャウ (干し鱈のパスタ)

2011年05月01日 | レシピ
Massa de Bacalhau (マッサ・デ・バカリャウ)

材料:2~3人分

Cebola(セボーラ) = タマネギ:小1個
Alho(アーリョ) = にんにく:3~4片
Louro(ローロ) = ローリエの葉:3~4枚
Azeite(アゼイトゥ)=オリーブ油:適量 
Tomate(トマトゥ)= トマト:大1個
Bacalhau(バカリャウ)= 干し鱈:2切れ
Sal(サル) = 塩:適宜
Massa(マッサ) = パスタ:100g程度
Coentros(コエントロシュ) = コリアンダー:適宜


粗みじんに切ったタマネギ、にんにくをたっぷりのオリーブ油で炒める。ローリエの葉は真ん中のスジをとり、ちぎって投入。


生トマトは皮をむき、大きめに切る。バカリャウ(干し鱈)は冷凍もの。


トマトを鍋に投入し木べらで潰す。バカリャウも投入。


蓋をして、結構強火。

さらに水をコップ5杯分くらい加え、蓋をして加熱。味をみて塩で調整。


パスタを投入。いつもは細かいパスタ(米つぶ状のもの)を入れるそうだが、この日は買い置きを切らしていたので、太いパスタを割って代用。


イタリア語で言うタリアテッレ。


パスタが煮えたら、最後にコエントロシュ(コリアンダー)を細かく切って投入。



完成。
パスタ入りのスープという感じ。あっさりしていて食べやすい。パンと一緒にどうぞ。