今日、電話で
「うちは タイプ720B のリサイクルトナーを使っているんだけど、黒筋が出たので
買ったところへ電話したけど何のサポートもしてくれないんだ。」
「えっ、本当ですか」
「代替品を出してくれと言っても、出来ませんといわれて困っているんだ。あなたの
対応はどのようになっているの」
「お聞きしましたところ、印刷不良が発生していると当社では判断できます。、その
ような場合は可能な限り即日対応にて代替品を出させていただいております。
また、なぜこのようなことが発生したかについて調査し、お客様に後日報告もさせて
いただいております」
「そんなに販売店で対応が違うのですか。買っている販売店は売りっぱなしでイン
ターネットの商売ってそんなものかと疑いたくなるよ。貴方の会社は商品の単価も安い
しそこまで対応してくれるのだったら安心できるよね。」
ということで、購入していただきました。
当社が当たり前と思っているお客様へのサポートなんですが、このケースのようにリ
サイクルトナーを買ったはいいけど、印刷不良が発生しても何のサポートもしてくれ
なくてお困りのお客様もいらっしゃいます。
もうひとつ
これも電話なんですが。
本日ネットで初めてトナーを買っていただいたお客様に社員が納期連絡のため電話し
ました。
「エイゼットソリューションの扱っているトナーは品質がいいと紹介されたので今回
注文したんだ。
また、サポートも良いときいているので、当社が使うリサイクルトナーは貴方のとこ
ろで買うように思っているよ。
これからもよろしく頼みますよ」
当社のお客様が紹介していただいたようです。
これ程うれしいことはありません。紹介してくださったお客様本当にありがとうござ
います。
これからもお客様のサポートをしっかりやっていきます。
リサイクルトナーで印刷していて少しでも以前と違うようなことがありましたら、お
気軽にお電話ください。(他社で買ったリサイクルトナーでもかまいません)
出来るだけのサポートをお約束いたします。
フリーダイヤル 0120-28-3668
今後ともよろしくお願いいたします。
会社を設立したとき、
ブラザーのインクジェットの複合機を買いました。
プリンター ファックス コピー スキャナが付いているもので、大変重宝しました。
笑い話があります。
ファックスを受信したときに、ちょうどインクがなくなり何を送ってきたのかがまっ
たくわからなかった。
紙つまりが発生し、なかなか取れないのを無理やり引っ張ったらそれ以降うんともす
んとも動かなくなった。
ヘッドが汚れ文字がかすれたので、ヘッドクリーニングを何度も繰り返したが改善し
なかった。
そのたびにメーカーに送って修理してもらいました。
ISOの教育資料を沢山印刷するときがありました。
ブラザーでは何日もかかります。
それで、思い切ってエプソンのLP-9500CZを購入しました。
これはなかなかの優れもの
1分間に21枚も印刷できます。
しかし、大変なことに気がつきました。
このような印刷を続けたら当社が破産することです。
トナーが大食いするのです。
当時は出たばかりのプリンターでリサイクルはなく泣く泣く純正を買っていました。
ハイトナーボックスというものがあります。
ハイトナーボックス交換のメッセージがしょっちゅう出てきます。
それでハイトナーボックスを見ると「何でこんなにクソ高いトナーを捨ててしまうの
か」
このハイトナーボックスのトナーを黒トナーに詰めて使えたら少しは気が休まると本
気で考え実行しようとして妻に怒られました。
今でも現役で使っています(もちろん当社が販売しているリサイクルトナーですので
少しは溜飲も下がりますが・・・・・)
半年前に中古のリコーイプシオCX8200を購入しました。
こちらは、ドラムがいかれていて半分ジャンクのような形で購入したのですが、自社
で使うには少しくらい傷があってもかまわないのでそのまま使っていました。
カラーのDMを印刷する機会があってやっとドラム一式を交換しました。
(リサイクルトナーを販売している会社のDMで印刷不良があったらだめですから)
この機械はカラーのメインに使っています。
手差しの印刷のときに少しずれてしまうことがありますが、調子のいい機械です。
そして、トナーは思ったより食いません(LP-9500Cとは大違い)
この理由は現像工程の違いによるものと思います。
それで気をよくして、カラーレーザーを探しているお客様にはリコーを勧めています。
当社もレンタル用に1台購入しました。CX6100ですが・・・
これもリサイクルトナーがありますので・・・・
このように考えるとリサイクルトナーがあるのとないのとは大違いで、なければト
ナー代に殺されます。
メーカーはプリンターよりトナーで儲けるビジネスですから。
結論
プリンターを買うなら、リサイクルトナーが市場に出ていること・・・これが大事
気の早いお客様は、自分の買ったプリンターのリサイクルがないか血眼になって探さ
れます。
この考えは逆です。リサイクルトナーありきです。
LP-9000B
このプリンタはカラー3色のトナーを装着すると、LP-9000Cになります。
もちろんみかけは全く同じ。
そして、外観には殆ど汚れは無く良品です。
トナーは LPCA3ETC5シリーズで感光体もリサイクル品有り
と言うことは、安く使えるのでいいですよね。 カラープリンタにするのも簡単です。
電気を入れたら、こんなメッセージが・・・・・・・・・・・・・・・
まだ、7万枚なんです。
それで、当社が定着ユニットを取れないか問屋に確認
答えは、取れないのです。
エプソンのサービスセンターに連絡
この料金は、
基本料金 11,000
技術料金 25,000
部品代金 44,370
名古屋からの交通費 14,000
合計が94,370円
これじゃ、新品買えます。
ねじを4本ほどはずして交換するだけのことで、技術料金が25,000円はかなりリーズ
ナブル!(多分20分ほどで全て完了)
当社も、これだけの金額を設定して商売したいです。
・・・・・・・・・でも、7万枚でこんなメッセージが出るとは とほほ です。
エプソンに聞いたらこのプリンタは7万枚に交換間近で8万枚未満で終わりのようです。
モノクロの場合、15万枚が寿命となりますが、枚数が来たら終わりという枚数管理は
やってないように思います。・・・・最新のプリンタはあるのかも?
ですから、本当の寿命はトナーが定着しなくなった時点となります。
LP-9000Bは、本体で枚数管理をしているのでしょう。
と言うことは、使えようが使えなかろうが関係無しに本体の印刷機能を止めてしまい
ます。
これがエコを考えた企業のすることなのでしょうか。
(余りの落胆に、禁句が出てしまいました。メーカー様申し訳ありません。)
トナーカートリッジも同じ考えです。
A4の用紙に5%印字(A4の印刷物の黒い部分を全部集めた面積のこと)を1枚印刷する
ために必要なトナー量として、10,000枚ならその10,000倍のトナーの量を入れていま
す。
ですから、全部10%印字をしたら5,000枚でトナーが空になります。
逆の場合
全部2%印字だとしたら、25,000枚は印刷出るトナーが入っていることになります。
しかし、10,000枚印刷したらプリンターをとめてしまうように仕組んだチップが入っ
ています。
白紙で10,000枚印刷してトナーが全量残っていても同じです。
よく、10,000枚印刷できるということだったのに8,000枚しか印刷できなかったが、
リサイクルトナーに入っているトナーが少ないのではないかといわれるお客様がいま
す。
この理由は上記の理屈が殆どと思います。
トナーの単価はお客様が考えているほど高くはありません。
わざわざクレームにつながるような行為(トナーを少なくするなど)は致しません。
保証するわけですから、お客様への対応の大変さや宅配業者の手配等の人件費に加え、
送料も往復でかかってきます。
効率を考えたら、「極力お客様からクレームが出ない商品を作ることである」ことは、
明白です。
トナーの量については、上記のようなことを想定して、1割とか2割とか増やして入れ
るのが普通です。
(チップのリセットの不具合で半分でなくなったとメッセージが出たことは有りま
す。)
純正のトナーカートリッジは保証対象外です。
リコーのCX6100の使用説明書を見ますと、
「トナーカートリッジ(消耗品)は保証対象外です。」
と明記しています。
今までに3回ほど、純正をお買い上げになったお客様から、クレームが来ました。
悪いのだから保証してもらうのは当然、とお客様は思っております。
しかし、メーカーはいかなる場合も保証してくれません。
これは、ノーブランド品であっても同じです。
一番つらいのは当社になります。
では、リサイクルトナーの場合はどうでしょうか。
クレームがあったときは、即日発送にて対応させております。
そうなんです、リサイクルトナーには保証があります。
お客様が少しでも通常と違うと思ったらその内容を確認し、代替品が必要と判断した
場合は当社は責任を持って対応させていただきます。
「メーカー純正だから間違いないはず」されど品質のばらつきは必ずあるものですの
で絶対ではありません。
ですから、当社はリサイクルトナーがあるトナー型番ならリサイクルトナーをお勧め
しております。
そのほうが、かえって安心。
そのようにも考えることができるのではないでしょうか。
カラーレーザープリンタは購入してからのトナーの減り具合が「カタログよりは早く
なくなってしまうもの」と思っていました。
当社は現在3つのカラーレーザーがあります。
この中で最初に購入したのは エプソン LP-9500C
このプリンターはトナーをものすごく消耗します。
とにかく廃トナーボックスの交換時期が早いです。
最初あまりにも早いので廃トナーボックスにたまったトナー(4色混合)を回収して
ブラックに詰め替えて使おうかとも考えたことがあります。
コピー機の理論を勉強してわかったことなのですが、原因は1成分現像方式によるも
のと思います。
(また難しいことを言います)
デベロッパー(現像材とかキャリアとか言います)がないタイプなのです。
詳しく説明すると長いので省きます。
そして、感光体の寿命の短いこと!
LP-9500Cユーザーは実感していると思います。
タンデム方式ですのでカラー印刷がモノクロ印刷と同じスピード
また、デベロッパーが無いのでメンテナンスフリー(デベロッパーを変える必要が無
いため)
と、いいところも沢山あるのですが、ともかくトナーの消耗が早いです。
(多分カタログ値の半分くらいしか印刷できないように思います)
エプソンに文句を言ったことがあります。
そして、リコーのCX8200を購入
これは、トナーがボトルタイプです。
この機械が非常に調子がいいです。
トナーの減りも程よく減る程度。
それにリサイクルトナーを使っていますが、このトナーが最高の出来のような気がし
ます。
それで、レンタル用にCX6100を購入
土木現場事務所に貸し出ししています。
レンタルして2ヶ月のテストプリント結果です。
見にくいので写真の上でクリックしてください。
新品のときに入っているトナーはサービストナーでしょうから
トナーの銘柄はタイプ6000Aと思います。
これはモノクロで4500枚、カラーで4000枚です。
ちなみにタイプ6000Bはモノクロが9000枚、カラーが8000枚
トータルで4632枚でこのトナーの減り具合でしたら満足できそうです。
土木現場事務所で使っていただいているので写真印刷が多いと思いますが、それでこ
の結果は十分満足です。
また、リサイクルトナーもありますし、カタログ値よりかなり安く使えそうで喜んで
います。
(こちらの現像方式は2成分です。現像方式によりトナーの減り具合がかなり違うこ
とが判ります)
しかし、大変な問題が・・・・それは、定着部のヒートローラーの表面がスポンジ状
になっています。
紙詰まりのときに無理に引っ張ると、剥離つめが食い込みスポンジを破ってしま
います。
本当に弱い部分です。
当社もレンタルでの貸し出しで、お客様が壊してしまいました。
この部品も、当社では手に入りません。
リコーのサービスを呼ばなければなりません。
まだ、9,000枚しか印刷していないのに、凄いお金が必要となることが予想されます。
それで、倉庫に眠っています。
CX6100 CX6100D CX6500ユーザーの方、定着部で紙が詰まった時は、前のカバーを
開けて水色のダイヤルを回して紙を取り除いてください。
でないと、傷つけてしまったら、目をむきます。
傷ついた部分(中央部)のみ定着しないトラブルとなります。
色々と有ります。
リコーのサービスマンに聞いたら、やはり余りにも弱いので、対策部品にて取り替え
るそうです。
リコーのカラーコピー機を使っているユーザーからこんな話が
最初、カラーコピーの印刷品質が非常に悪く、エプソンのLP-9000Cを購入してカラー
印刷はこちらでやっていたが、原因はわからないが最近リコーの印刷品質がよくなっ
てエプソンと変わらなくなった。
この理由は、多分トナーの成分が変わったんじゃないかと思います。
メーカーさんも顧客満足のために継続的な改善をしているようですね。
今日はリコーのセールスマンのようになってしまいましたが、いいものはいい、悪い
ものは悪いと言うことで御理解下さい。
エプソンLP-9000Cはカラー印刷の品質はいいです。
こちらもリサイクルトナーあります。
当社が使っている
エプソン LP-9500Cはこのような印刷結果が出て困っていました。
それで、エプソンへ修理に来てもらおうか考えていました。
それで、内部の構造を良く観察しました。
何のことは無いマゼンタのトナーを入れる部分の上がシアンのトナーで汚れれていた
だけでした。
そしてウエスで拭いたら直りました。
こんなもんです。
理由は、
ドラムにLSDの光を当てて画像を作り画像のとおりにトナーがドラムに付き、それを
紙に移すことで印刷が出来るわけですが、
そのLSDの光をとおす窓が汚れており光が当らないので、マゼンタがうまく写らない
ということでした。
カラー印刷の原理が少しわからないと先ほどの意味も判りにくいですが
簡単に言うと内部に汚れがありその汚れで印刷不具合があったということです。
赤はマゼンタとイエローのトナーで作ると言うことがわかります。
ちなみに青はシアンとマゼンタのトナーで作るということですね。
カラー印刷の原理は、「減法混色法」と言うそうです。
小学生のときに絵の具で赤と黄色と青を混ぜると黒になった経験があります。
この仕組みです。
NECのプリンタで、用紙の下のほうだけかすれていると言う連絡がありました。
それで、リサイクルトナーの不具合も考えられますので、代替品を出しました。
ところが、これでも改善しない。
それで、お客様がメーカーを呼びました。
結果です。
お客様の事務所は加湿器を使っていました。
すると、加湿器の水道水に入っているカルキが粒子状になって飛び、プリンタ内部の
部品に付着して成長。
このことが原因で印刷不良が発生しました。
詳しい場所は不明ですが、(お客様からの連絡ですので)プリンタを分解しなければ
ならない場所だったようです。
当社のサービスマンと話しましたが、「ポリゴンモーターの鏡の部分かなー」
「他のプリンタでもこのような現象が起こるのかなー」
「シャープでは聞いたことない」
とか、話しましたが、
結論として、
都会の水道水はカルキが大量に入っているのでこのような現象があるのだろう
と言うことになりました。
もしも、お客様で加湿器を使われているのでしたら、加湿器からプリンタを離したほ
うがいいのかもしれません。
この時期に多い印字不良の原因の一つとして、機械内部の結露が有ります。
朝ストーブを焚く。上にやかんが乗っていて蒸気が出て湿度が上がって、人には暖か
くていいですよね。
しかし、機械の内部は冷えていますので、そこに蒸気が来ていたるところが結露します。
ドラムが結露・・印字汚れ
レーザーの窓が結露・・・窓が結露してドラムに届くはずのレーザーが届かず、白抜け
コピー機なら読み取りをするCCD(カメラ)のレンズが結露・・・結露した場所のみ読み取り出来なく、白抜け
となります。
地元のお客様が、キャノン LBP-1810を使っています。
そこで、トナーのクレームが発生し、一度とならず二度取替えをしました。
お客様曰く、純正のトナーを予備で持っていてそれに変えたら印字不良は改善したの
だから、トナーが悪いと思う。
この時期は、梅雨時でした。工場に解析してもらいましたが、印字不良の症状は出ま
せん。
そして、冬になりました。
またクレーム
同じような症状。(用紙にアニマル柄のような模様が付いています)
ストーブの上のやかんは蒸気が出ています。
それで、一度取り外し再装着。
印字不良は改善。
後で良く考えたら、ドラムが結露していたのではないかと思います。
呼ばれたのは、いつも午前中で、朝一発目の印刷。
純正のトナーは、ビニールに入れて倉庫で保管(蒸気が当たりません)
プリンターに入れていたトナーは、蒸気で結露
と言うことで、結露が原因であり、リサイクルトナーが悪いのではなかったのです。
このようなことが有りました。
ナーを変えたら白筋が入るとの連絡がありました。
プリンタではなくコピー機でキャノンのファミリーコピア
PC80 PC100 PC110 カートリッジB というトナー型番のコピー機です。
調べましたら、キャノンのホームページのQ&Aに対応方法がありましたので紹介します。
上の文字をクリックするとページが表示されます。
該当の型番を選択してから、困っている内容を入力します。
(困っている内容が具体的に不明な時は、何も入力しなくても
検索が出来ます)
黒筋および白筋の対応方法としては2つの方法が有ります。
カートリッジの帯電線の清掃 カートリッジ本体に有ります。
ファイバーレンズの清掃 コピー機本体です。
どちらも、図の解説入りで良くわかるようになっています。
■帯電線の汚れ
ドラムが均一に帯電しないことにより、トナーがうまくのらない(白筋)
逆にレーザーで帯電を解除した部分以外にトナーがのる(黒筋)
■ファイバーレンズの汚れ
レーザーがレンズの汚れが邪魔してドラムに当たらない(白筋)
となります。
エプソン LP-1800等に使用されているトナー(型番:LPA4ETC4 )は交換時にトナー残量のリセットが必要です。
そのほかのプリンタ型番としては、LP-1900、LP-1900Nが該当します。
トナーを交換したのにトナーを交換してくださいのメッセージが消えないとお客様から連絡がありました。
地元のお客様ですので、リセットをやりに行きました。
このように書いています。
とりあえず、メニューボタンからトナー残量リセットを探し出して
リセット完了
一番簡単な方法は以下です。
印刷可 スイッチと 排紙 スイッチを押しながら電源スイッチをオンにします。
液晶ディスプレイに「トナー残量リセット」と表示されたらスイッチを離します。
これだけの手順です。
また、「トナーカートリッジコウカン」のメッセージが表示された状態でETカートリッジを交換した場合は、 エラー解除 スイッチを押すことでもリセットがかかります。
地元のお客様から電話
「坪井さん、トナーを換えていたら何か外れたので、見に来てください」
早速、行って来ました。

LPCA3ETC3のトナーカートリッジにはトナーの出口にシャッターが付いています。
また、トナーを交換するときに古いトナーを抜きますが、その時に本体側に入っているトナーが落ちてこないように本体側にもシャッターが付いています。
トナーは時計と反対側に回転することで外れますが、その時に本体側のシャッターがトナーを回転させることによりシャッターも回転しトナーの入り口を閉じます。
そして、新しいトナーを入れて時計と同じ方向に回転させると本体側のシャッターが回転して開き、トナー側のシャッターも本体側のトナー入り口の部分で開きます。
文書で表現すると難しいですね。
その、本体側のシャッターが何かの原因で外れてしまったわけです。

この写真は、先ほどの部品をつけた状態です。
このような現象は初めてでしたが、良く考えているなと感心させてもらいました
色の三原色をご存知でしょうか
光の場合
赤 緑 青 これをRGBと表現します。
この三原色を組み合わせて色々な色が表現されます。
三原色が同じ量だけ組み合わさると「白」になります。
小学生の時に、理科の授業で習った方もいると思います。
代表的なものは、パソコンのディスプレィです。
それでは、トナーやインクの場合はといいますと・・・
シアン イエロー マゼンタ CMYと言います。
この絵で分かるように、
イエローは赤と緑の合成色
シアンは、緑と青の合成色
マゼンタは、赤と青の合成色 となります。
そして、3色が揃うと、黒になります。
理科ではなくて、
美術の時間に絵の具の色を沢山あわしていくと黒(灰色)になってしまった事を皆さんも体験していると思います。
色が合わさって行くと、黒くなってしまう事から、この混色のとこを「減法混色法」といいます。
(光の方は、加法
これが、印刷時の混色の原理です。
![]() |
R G B ↓ ↓ ↓ |
この配色を見ますと、赤はイエローとマゼンタの混色と言うことも分かります。
と言うことは、印刷の時に赤を印刷するにはマゼンタとイエローのトナーが必要と言う事です。
実際のカラーレーザープリンターには、ブラックも入って4色でセットですね。
3色で黒なのにと思われるかもしれませんが、3色を合わせても「限りなく黒」であって「黒」には実際はなりません。
それで、黒を入れて4色でセットとなります。
余談ですが、初期のインクジェットプリンターの場合、3色のみで黒のないプリンタが有りました。
しかし、前述の通りで黒のキレが悪く黒を追加されました。
定着部とは、用紙にトナーを乗せただけでは表面を指などでこすると取れてしまいます。
トナーは、アクリル樹脂などの石油製品でできていて温度で溶ける性質が有ります。
印刷の最終工程で、トナーを熱をかけて溶かして、用紙に密着させます。
この工程の事を「定着工程」といいます。
熱をかけるのですが、その温度は120度から170度の範囲と思います。
定着部は通常筒状(ローラー)になっています。
その筒の中にランプを入れて光エネルギーにより定着ローラーの表面を仕様の温度まで上昇させます。
そこで、お客様に問題
お客様のレーザープリンターはカラーですか?モノクロですか?
プリンターの場合、確認しにくいのでコピー機で説明します。 | |
通常のモノクロレーザープリンター(コピー機) |
筒状の定着部の色が黒い。
表面が硬い。
通常のカラーレーザープリンター(コピー機)
筒状の定着部の色が茶色い。
表面が柔らかい。
何故、このように違うのかを説明します。
先ずは事前説明:
定着ローラーは、用紙が通過する際に定着ローラーの温度が用紙に熱を奪われ下がってしまいます。
モノクロは、黒一色です。
と言うことは、用紙の上には一層のトナーしか乗っていませんので、このような硬いローラーでもいいのです。
硬いローラーの長所としては、定着部を用紙が通過する時に定着部に巻きつかないように「剥離爪」という
部品が付いています。
この部品はローラーに接触しているタイプが多いのです。
定着ローラーは回転しますので、剥離爪により定着ローラーが傷が付きます。
しかし、ローラーが硬いので、傷が付きにくいです。
軟らかいと、紙が詰まった時に無理やり引っ張った時に剥離爪がローラーに食い込み表面を破ってしまいます。
カラーは、4色を使います。
カラー印刷するためには4色を組み合わせますので、極端な場合4層のトナーが用紙表面に乗っていることが
有ります。
すると、4層のトナーを定着させるためには、1層より(モノクロより)沢山の熱が必要です。
ローラーの表面温度が下がらないようにゆっくりと通さなければなりません。
ゆっくり通すと言うことは、印刷速度もゆっくりとなります。
また、4層のトナーが乗っていると言うことは定着前の用紙の表面は凸凹になっているので硬いローラーです
と追従できないため、適切に定着できる部分とできない部分ができてしまいます。
それは困ります。 対応策です。
1 ローラーの温度が下がらないように、もっと熱を供給し、用紙がローラーが通過する時の接触面積を
大きくして熱が加わる時間を物理的に長くする。(軟らかいので接触面積が大きくなります)
2 軟らかい素材を使うことで表面の凸凹もうまく定着させるようにする。
このような理由で、カラーレーザープリンターの場合定着ローラーは弾力性のある軟らかい材質となっています。
ここで、紙詰まりの時の注意事項 (特にカラーレーザープリンターの場合です。)
定着部で紙が詰まったら、絶対に無理やり引っ張らないこと。
まず、定着部の圧力開放レバーを操作して圧力を開放する。
手で回すような取っ手が付いているのなら、それをまわし紙を取り易い状況となるまで回す。
最後の仕上げとして、紙をゆっくりゆっくりと印刷出口方向に向かって引っ張る。
プリンタによっては、印刷方向と逆に引っ張ると故障の原因となる(剥離爪がローラーに食い込む)ので
十分注意して意下さい。
レーザープリンターが印刷されるまでには沢山の工程があります。
感光体の回りの工程
工程1 | 帯電 | 感光体を帯電させる |
工程2 | 露光 | 画像イメージをレーザー光(発光ダイオードの光)などを当てて感光体に書き込む |
工程3 | 現像 | 感光体表面に、レーザー光で作られた画像イメージの部分にトナーを付着させる |
工程4 | 転写 | 感光体に付着したトナーを用紙に移し変える |
工程5 | クリーニング | 感光体に残ったトナーをクリーニングブレードにて書き落とす |
工程6 | 除電 | 工程1で感光体が帯電しているので、その帯電を取り除く |
用語説明 | ||
感光体 光を感じる物体。通常は絶縁体、光を当てた部分のみ導電体になる事を利用し、 |
||
この部分に傷があると、感光体の素材がむき出しになり、常時伝導体となってしまい |
電 | 工程1で帯電させるためにコロナ放電という放電を行い、ドラムを帯電させる。 | |
コロナ放電により均一に感光体を帯電させるために、放電部分と感光体の間に 網目状の鉄の板(スクリーングリッド)がある。 この部分が、トナーなどで汚れてしまうと放電が邪魔され、部分的に感光体が 帯電されないことから、トナーが乗らず、用紙に印刷しない印刷不良となる。 (白抜けという) |
||
現像槽 (1成分方式) |
トナーが入っている箱の事。 |
|
カラー エプソン LP-9000C LP-9500C キャノン LBP-2810 LBP-5900
|
現像方式 (2成分方式) |
デベロッパーまたはキャリアなどと呼ぶ物質が現像槽に入っている。 成分は、鉄粉・帯電材・トナーが混合されたもの。 印刷する事によりトナーがドラムに付着する事でトナーの濃度が低下する。 その低下は磁気センサーにて監視しており、設定濃度以下となるとトナー槽 から、トナーが補充される仕組みを取っている。 |
|
デベロッパーが劣化(新品の状態は角があるが攪拌を繰返すと、その角がなくなる) すると、トナーの付着量が少なくなり(穂立ちが小さくなり)感光体に付着するトナーの量 も少なくなり印刷が薄くなる。 |
||
カラー エプソン LP-8800C
|
||
磁気ブラシ | 現像槽には感光体にトナーを付けるために現像マグネットローラーと言う部品がある。 この部品にデベロッパーが磁気により付着し(デベロッパーは鉄粉が含まれているため) 感光体直近に配置している。 感光体とマグネットローラーは接触しておらず、感光体の電荷によってトナーが 感光体側に移動する。 磁気を帯びたデベロッパーの形がブラシのような働きをするため、この現象を磁気ブラシ 現象と呼ぶ。 |
|
マグネットローラーの表面に傷があると、その部分に磁気ブラシ(トナーが乗らない)が 出来ず白抜けの原因となる。 また、磁気が弱くなると磁気ブラシの穂立ちが小さくなり印刷が薄くなる。 |
||
クリーニング ブレード |
感光体に付着したトナーは、全て用紙に転写されることはない。 転写されずに残ったトナーは、クリーニングブレードにて掻き落とされ、廃トナーボックス へ移動する。 |
|
この部品に傷があると黒筋の原因となる。 |