「紀乃国」という良い名前が付きました
２年前、紺覆輪に決まった細葉の木が、ある園にありました。その木を欲しかったのですが買えるわけもなく、青っぽい株立ちを購入したのでした
そして、ここで割って３鉢 。良作を目指してマキマキを怠りませんでした
そして、やっと植え替えの苦労が報われる時が、やって参りました。３鉢に増えていましたので、 １鉢 は、ある富貴蘭会の会長さんに「面白い木だ」と言われ嫁いで行きました。そして、 もう１鉢 は、この園に出戻りました
なぜ戻ったかという、残っていた最後の木を園主が売っちゃったからです
その木は紺覆輪に決まったあの木です
購入された若い方、株立ちにして見せてくださいね
さて、来歴もハッキリしている良芸の木ですから、名前を付けようということになり、みんなでガヤガヤ。「〓〓羆」も候補に挙がりましたが、落選
紀州産ですので、「きのくに」に決定。
漢字は「紀伊国」と思っていたのですが「紀乃国」となりました。この字の方が風蘭の名前らしいですね
青がちな木を園主が選び、うちに残ったのは最上柄のこの木
買物控帳を調べると、珍しく元を取れました。ちょっとだけ
こんなことは滅多にありません。天国に召された、あの方が力を貸してくれたかもしれませんね
植木屋T氏にも「子供が大きくなったら、何かと交換しよう」とまで言っていただけました
白縞、紺覆輪、中透け芸と、いろんな芸を見せてくれる不思議な木です。どこかで展示できるまで、また植え替えを繰り返しましょう
たまには
ました。
0490001紀乃国（紀乃国）（紀州産）【風蘭】【月型、泥根とピンク根、泥軸、白花】「山採中透B」山採りの中透け芸。縞、中透け、覆輪と多彩な芸。25年前、甚目寺のK氏から四国山草園に渡る。高かったそうです。 2015年２月６日購入。2016年11月19日分割。 2018年８月25日、I 氏命名。
