映画と周辺

レンタルDVD映画の勝手なインプレッション。車や音楽、その他もろもろ脱線予定。。。池袋の定点観測もする。

サンダーパンツ!

2005-09-13 14:27:51 | 映画
自分のオナラが原因で家庭が崩壊気味のパトリック・スマッシュという小デブの男の子。当然のように学校ではいじめられてるわけで、唯一理解してくれたのが鼻の悪いアラン・アレンという博士キャラの男の子。サンダーパンツというオナラが外に漏れない特殊なパンツを作ってくれちゃったりもする。でもその能力を買われて、アメリカに旅立っていってしまう・・・。

まあ、タイトルからしてZ級の匂いがプンプンするところだけど、そこまでじゃない。最終的にはオナラの威力で宇宙に旅立つ(!)わけなんだけど、劇中では別に唐突でもない。冷静に考えるとかなり飛びぬけた発想というか、小学生レベルの発想というか、なかなか劇場映画でこういう展開の話にはお目にかかれない。ノリとしてはオースティン・パワーズに近い。ちなみにこれイギリス映画だが、学校でのいじめの感じとか、家庭環境の暗さとか、その辺はイギリス的。でもギャグ全般は割とアメリカ映画っぽい。
アメリカ人の名前でジョンソン・ジョンソンとか、友達(イギリス人)がアラン・アレンだったりとか、その辺の細かいネタはたまにおかしいときがある。宇宙センターの所長室にガムボールが山ほど置いてあったりとか・・・。
後半泣かせに入るけど、ちょっと話が突飛過ぎてついていけない感もあり。

Gyaoで鑑賞。

衆議院選挙

2005-09-11 22:32:23 | 雑文
行ってきました、投票。

結果が出つつあるが、なんだかなぁ。。。。
日本全体がムードに流されちゃったような感じ・・・。
う~む。
とりあえず勝ちすぎなのが気になる。


土日のメモ書き。

夢民でチキンカレー食った。チキンがササミ(?)でがっかり。カレーはまあまあ、可も無く不可も無く。
その後、新宿ぶらついて、iPODナノ、買おうかどうしようかひとしきり悩んだ後、結局買わずじまい。

日曜日、まず投票に行った後、五反田のパネッテリア・アリエッタっていうパン屋で朝飯兼昼飯。店先のテラス席で食べようかと思ったけど、突然の豪雨でしょうがなく急遽車の中で食べる。
で、腹ごしらえして、有明のプールで700m泳ぐ。
帰りの道中が危険なぐらい疲れきり、家帰って昼寝(つーか夕寝)。

というわけで、今は起床して「スパニッシュ・アパートメント」観た後、選挙速報みてるとこ。



池袋18時(8)

2005-09-09 18:16:43 | 池袋18時
前の日と比べると面白い。30分早いとこうも景色が違う。





りんごが赤いのは、正確には赤色成分の光を反射しやすい物質でできているということ。海が青いのは、青色成分の光がもっとも海中深くまで透過するから、結果として青っぽく見えるということ。
それだけ光の反射や透過というのは、この世界を構築する上で見落としてはならない部分。ちなみに昨今のCGは、皮膚にしても衣服にしても、現実の光の反射をいかにシミュレートしていくのかが最大のテーマとなっている。

と、堅苦しいことを言ったが、何を思ったかというと、人間も何をどう反射するかによって、その見え方は変わってくるということ。

クリムゾン・タイド

2005-09-09 13:11:05 | 映画
ロシアの国粋主義者グループが国内の核ミサイル施設を占拠したのを受けて、アメリカは原子力潜水艦アラバマを出港させる。キューバ危機以来の緊張が走る中、艦内ではミサイル発射を巡って艦長派と副艦長派に分かれて対立の様相を呈していく。

ま、仕事で潜水艦モノをやることになって再見したわけだが、現用の潜水艦の映画を見ようと思ったら、相変わらずこの映画になってしまう、ってだけで潜水艦の地味さがうかがえる。あと、「レッド・オクトーバーを追え」ぐらいか。実をいうと8年程前に潜水艦もののゲームを作ったことがあって、そのときにもこの2本観ました。ちなみにゲームの売れ行きはさっぱりだったのは言うまでも無い・・・・。
アニメでは最近あるけどねー、こんなんとか。
閉鎖的だったり、アクションが撮りづらかったり、メジャーになりきれない要因がいろいろあるのは理解できる。大体あの空間じゃあ、危なっかしくて銃も撃てないしね。

この映画で何を確認したかったのかというと、緊迫感ある人間ドラマなんかじゃーもちろんない。映画の見どころとしてはそこなんだろうけど、自分が見たかったのは、水中での魚雷の爆発と艦内の計器類のディテール。水中で、潜水艦のように中が空洞の物体が爆発を起こすとどうなるか。わからない人は一見の価値ぐらいはあるかも。で、これをCGで再現するのが目的です、はい。あと、計器類に関しても結構ディテールにこだわってる映画なんで、十分参考になった。確認終了。

人間ドラマというか、G.ハックマンとD.ワシントンの演技合戦は、やっぱり見ごたえある。(と、一応言っとかないと)
そういえば、ロード・オブ・ザ・リングでアラゴルンやってたヴィゴ・モーテンセンが角刈りで登場。


東京ゴッドファーザーズ

2005-09-07 11:25:41 | 映画
クリスマスの東京。わけアリのホームレス3人がゴミ溜めで生後間もない赤ん坊を拾う。奇跡の連続が、3人を捨て主まで導いていく。

ホームレスが主役、というなかなかありそうで無い映画。アニメならではというか・・。コレ実写だとやっぱキツイよなぁ、と思う。北野武の「Dolls」みたいにヨージの服でも着せないと、ホームレスはきびしい。映画として成り立つことはできても、リアリズムを保ちつつエンタテイメントに昇華するのは果てしなく困難だと感じる。「Dolls」がファンタジーに活路を見出したように、この映画も基本はファンタジー。O.ヘンリの短編のように、奇跡とヒューマニズムを絡めつつファンタジー映画のような肌触りを残す。
しかし、

ホームレスのいる東京

この描写は、限りなくリアルにこだわっている。ホームレスと背景のビル群が同じディテールで描かれ、それでひとつの風景になっている。アニメならではというのはこの部分。どこに焦点があっているわけでもなく、おかまのホームレスも東京タワーも家出少女も二丁目のクラブも中年ホームレスも隅田川も、全部ひっくるめて東京として見える。

ホームレスがそこにいるだけで醸し出すドラマというのも見逃せない。ホームレス=リストラ、家族崩壊、若者の暴力・・・、といくらでもその背後に観客はドラマを見出す。
映画を作る上でこんなにうってつけの対象物は無いのに、避けて通らざるを得ない理由があるのもそれもまた事実か。
この映画では、果敢にもトライしている。そして、こんなにも素敵なエンタテイメントを届けてくれた。必見。

THE JUON/呪怨

2005-09-06 11:31:54 | 映画
カレンが介護ボランティアとして訪れた一軒家には過去の陰惨な事件の呪怨が渦巻いていた・・・。

せっかくフシギの国ニッポン描くチャンスなのに、それには興味がないらしい。異国で暮らす不安感や恐怖心を、この物語のなかに組み込むのって十分可能だと思うんだけどなぁ。もちろんそういうなじめない部分を描いてることは描いてんだけど、切符の買い方がわからなかったり、スーパーで売ってるカップラーメンの正体が何なのかさっぱりだったり・・・。
ジャパニーズホラーのリメイクで一番ネックになる部分、

なんだかわからないけどゾッとする

っていういかにも日本的な恐怖。真っ暗な部屋の隅。カベのしみが何かに見える。
恐怖にも理屈を求めるアメリカ人にはなかなか理解しがたいこういう恐怖を、劇中のガイジンが異国の地で暮らす過程にも体験させて欲しかった。ちょっと例が違うかもしれないが、横溝映画なんかでたまに現れるゾッとする風貌のキャラクターだったり、リンチが多用する、幻覚がもたらす小人だったり。存在自体でその場の空気を凍りつかせるようなキャラクターが、例えばスーパーで困るガイジンにいきなり話し掛けてきたりとか・・。そういうチャレンジをしてほしかったもんだ。とにかく日本版をほぼ完コピのこの映画に、がっかり気味。ちなみに監督は同じく清水崇。

完コピとはいっても、おどかし系の演出が際立っていて、日本版ではまだかろうじて残っていた、家屋の中の暗部の怖さ、意味不明な恐怖、みたいなものは意識的に排除していたように思う。
顔写真がペタペタふすまに貼ってあるから怖い、死体を揺り動かしてドンドンと音をたててるから怖い、みたいに説明をしないとダメなようだ。
原因がわかんないのに、どこからかドンドンと音がするだけのほうがずっと怖いと思うんだけどなぁ。

ちなみに日本版でも思ったが、間(ま)というかタイミング命のこのおどかし演出、前半で見切っちゃえば怖くない。



池袋18時(6)

2005-09-05 18:20:20 | 池袋18時
青いな。




20代の頃は、週に3kmは泳いでたのに、最近じゃ500m泳いだだけでハアハアいってる。
昨日も泳ぎ始めは調子良かったんで久々に1kmいけるかなーと思ったけど、300ほどいったあたりで、ペースガタ落ち。

つーか、お願いだから市民プールでバタフライはやめてくれ。

R.L.バーンサイド逝去

2005-09-05 12:20:58 | 音楽
こんなニュースが舞い込んできた。




まぁ、そろそろかなぁとも思ってたが、現実になると喪失感は否めない。
デルタ・ブルースの大御所フレッド・マクダウェルと、90年代オルタナ系を結び付けてくれた存在。
例えば
こんなんとか
こんなんとか

ブルースほど余裕を感じさせる音楽もないと思うけど、バーンサイドはジョン・スペンサーらとのセッションで爆発的な音源を数多く残した。
それにしてもイイ顔してるなぁ。


イイ顔といえば、好きなブルースミュージシャンはみんなイイ顔してる。


フレッド・マクダウェルに


ハウンドドッグ・テイラー




基本はみんな、日焼けした田舎のおじいちゃん。


LEXUS渋谷

2005-09-03 13:49:02 | くるま
8月30日に一斉オープンした(一部例外もあるが)、LEXUS。ちなみにLEXUSというのは日本で一番もうかってる会社、TOYOTAの高級志向ブランド。北米からの逆輸入ブランドでもあります。ここ最近ニュース等でも話題になってるんで、ご存知の方も多いと思いますが・・・。

というわけで、渋谷の販売店にチャリンコで行ってきた。ま、車自体にはほとんど興味は無く、ディーラーの雰囲気というかそういうのが気になっていた。TOYOTAが目指す高級感ってどんなもんだろう・・、ってとこか。



混み具合は想像していたほどじゃなかった。ディーラーの方も言っていたが、大々的に告知キャンペーンをやっていないからかもしれない。ただ、オープン初日は昼休みをとるヒマもないぐらいの混雑だったそうだ。
現状、GSとSCという2車種しかまだなく、2フロアーの広い店内にGS2台にSC1台という展示。スタッフは9人体制で、自分がどこに立っていても常にスタッフが目を届かせてくる。


これはGS

応接室みたいなとこにふらっと立ち寄ると、すかさず女性のスタッフが「お飲み物でもお持ちしましょうか?」と声をかけてくる。


というわけでごちそうさまでした。しょうがないんでアンケートも書きました。




帰りにDVDカタログいただきました。戻ってきて見たけど、これに関してはコメント不要。最近ではどこのメーカーも配布してるけど、まあ一種のイメージビデオみたいなもん。




感想:
高級感やプレミアム感は確かに出ていたと思う。ディーラーもダーク系のスーツでびしっとまとめ、間違ってもジャケット脱いでYシャツ腕まくりしたりしない。また、営業トークも控えめで、こっちが聞けばそこそこの情報を返してくれる。
インテリアはモノトーンでまとめ、渡されたボールペンひとつとっても、イメージを損なっていない。
これがアウディとかボルボ(いわゆる輸入車の2番手あたり)なら理解できるが、LEXUSがあの高級な雰囲気でいつものトヨタ仕込みのきめ細やかなサービスをしてきたら、ユーザーはくらくらっときちゃうんじゃないだろうか。特にトヨタオーナーでセルシオ、クラウンあたりを乗り継いでるような人はみんなLEXUSに乗りかえるんじゃないのかなぁ。
コンサバな小金持ちにはぴったりのブランドだと思う。少なくとも今の商品展開では、ベンツやBMWを食うってことは無いと思うけど、アウディ、ボルボ、プジョーなんかは影響必至だね、きっと。