goo blog サービス終了のお知らせ 

中学校教師 生き残り術

平凡な中学校教師が、中学校現場の「小技」「知恵」「うまくいったエピソード」「失敗例」を紹介します。

(187)日記(生活記録)への教師のコメント

2012年01月31日 | 学級経営
 毎日生徒に日記の提出を求めている学級も多いと思います。
 私の地域では、どの中学校でも日記を提出させています。

 学級担任は日記に目を通してコメントを書いています。
 エネルギーがある先生は、コメントをたっぷり書いています。
 私も、生徒のよい気づきを褒めたり、アドバイスをしたりと努力しています。
 しかしながら、コメントに難しいときもあります。そんなときはこうしています。

(1)生徒に質問をする。
 「もう○○を聴いたのですか。 Yes / No ○(丸)をつける。」
 Yes / No で生徒が答えられるようにすると、生徒とコミュニケーションがとれます。

(2)生徒に質問する。
 「最近おすすめの曲は何ですか。答(      )」
 回答欄を作ると、生徒は答えてくれます。ほんの一部ですが、答えない生徒もいますが。

(3)クイズを出す。
 「クイズです。蜂がぶーんと飛んでいます。どの方向に飛んでいくのでしょうか。答(  )」
 小学生向けのクイズ本が役立っています。
 答えは、「西」。2×4(にし)=8だから。
 このレベルのクイズ、ダジャレが、中学生には受けます。
 生徒が「わかりません」と書いてきたら、ヒントを書いています。
 「クイズは楽しいですね」「分かったときはうれしいです」と日記に書いてくる生徒もいます。


(4)生徒の日記文に合う言葉を引用して書いています。
 部活動について書いてきた日記文に対して、「やってやれないことはない。やらずにできるわけがない。」(斉藤一人さん)
 悩んでいる様子の日記文に対して、「あなたが悩んでいるのはよくしたいという気持ちがあるから」(「ふっとHappyを呼ぶ言葉55」スマイル・ファクトリー(編著)三笠書房)

 下手な私の言葉より、よりよい言葉を積極的に引用しようと思っています。引用を続けることで、私の中にもインプットされ、自分の言葉になっていけばいいなと思っています。
 上記の本、「ふっとHappyを呼ぶ言葉55」(スマイル・ファクトリー(編著)三笠書房)は、中学生に伝わりやすい言葉が多くあります。よい本に出会えました。


(5)日記のエピソードとは関係なく、私が気づいた生徒の好ましい行動に対して賞賛の言葉を書いています。
 「昼放送のとき、「静かに」と言ってくれてありがとう。クラスをよくする大事な行為です。」
 「Aさんの牛乳がこぼれたとき、一緒に片付けてくれてありがとう。人に対する優しさが伝わってきます。」
 「B君の授業態度がよいとC先生が褒めていました。鋭い質問をしたそうですね。」


(6)多忙なときや自分の感性が鈍いときには、コメントを書かない。
 「コメントを書かねばならない」というこだわりから、抜け出しました。
 この発想になってから、仕事がとても楽になりました。
 日記を読んだという印として、赤色鉛筆で丸をして返却する日もあります。週1回はそうしています。

 
 



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。