中学校教師 生き残り術

平凡な中学校教師が、中学校現場の「小技」「知恵」「うまくいったエピソード」「失敗例」を紹介します。

(167)宿題の提出させる

2009年04月26日 | ちょっとした工夫やコツ
新年度になり、今のところ全員が宿題を出しています。
私の教科会では、毎日宿題ノートを提出させることになっています。
これも新年度になり、私の担当する生徒は全員提出しています。
全員に提出させるために二つのことを行っています。

一つめは、
授業開始5分の自習時間に宿題をチェックしています。

二つめは、
クラスの中で最初に忘れた生徒に厳しく指導をしています。

用事ができました。
詳細は、また。

(166)生徒の座席 教科指導の席は教師が決める

2009年04月13日 | 生徒指導
 4月学級組織編成が終わりました。
 授業が始まっていることと思います。
 担任をする学級の座席表を作成しました。
 これを見て思ったのですが、私の勤務校ではこの座席表を使用する教師は3人だけでした。
 道徳、学級活動を指導する学級担任。
 国語科教師。
 社会科教師。
 それ以外の授業はすべて移動教室になるのです。

 今日の本題は授業での座席です。
 上記の3人の教師以外の多くの方は、生徒の座席について検討します。
 私は、名簿順に座らせています。
 名簿順が大事なのではありません。
 教科担任が決めていることが大切なのだと思います。
 4月のスタート時には、生徒は先生の言うことに従います。
 「座席は私が決めます。」という教師の姿勢は、授業の主導権は教師が握っていることを生徒に示すことになるのです。

 生徒と作り上げていく授業、生徒が主役の授業も理想であることは理解します。
 それは教師の授業コントロールが大前提だと思うのです。
 生徒が好き勝手をしていたり、反乱している授業では、いい授業つくりのスタートラインにも立てないと思うのです。

 生徒の意欲や自主性に任せて座らせている教師もいます。
 この場合、授業の主導権を生徒が握りはじめ、教師による授業のコントロールが できなくなっている例をよく目にしています。

 4月の授業スタート時に、教師がキッパリと座席を示すことで、教師の権威を生徒に示しましょう。

(165) 生徒机位置を床に記す

2009年04月12日 | 学級経営
 教室整備の一つとして、生徒の机の位置を示す印を床につけました。
 勤務校は古い校舎なので、白ペンキを使用しました。

 中学校なのに机の印をつけるのかと思われるかもしれません。
 私はこの印にこだわりをもっています。
 数年前、生徒指導が困難な学校に勤務したときのことです。
 指導が入りにくい生徒たちは、窓際に机を寄せていました。
 それでも教師の話を聞いていればよいのですが、頭をカーテンの中にいれてみたり、時には窓から顔を出して廊下を通行する人に声をかけたりしていました。
 この生徒たちの机を戻しても、すぐに窓際に机をつけてしまいます。
 このような同じ事を繰り返すだけの無益な指導をしたくありません。

 この経験から、私は4月のスタート時に机を置く位置を示し、机の列をそろえさせています。

 そしてときどき私は次のように言っています。
 「机の縦横をそろえなさい。」

 また生徒の当番活動の指示の中でもこの言葉を入れています。
 「机の縦横とをそろえてください。さようなら。」

 放課後に、当番は机の並び方を整頓して帰ります。
 すると放課後の教室はとてもきれいに見えます。
 この状況を撮影し、「放課後の教室です」の言葉を添え、写真を学級通信に掲載します。

 ここ数年、校内で一番整然としている教室であることを自負しています。

 さて、材料と用具のお話です。
 ペンキは水性がよいです。
 使用後の筆洗いで楽です。
 水性だからといっても、印は一年間消えませんでした。
 小さい缶で500円程度です。
 塗装用のはけよりも、生徒の使い古しの筆が使いやすいです。

(164) 給食当番は学担が決める

2009年04月06日 | 学級経営
本日、給食当番を発表しました。
名簿番号の1番から○番が、A班。
○番から○番がB班。
○番から○番がC班。
○番から○番がD班。
私が決めました。

以前は、1班と2班が給食当番としていました。
これだと席替えをしたときに、当番の構成員が変ります。
意図的に様々な生徒と関わらせるというメリットもあります。
ありますが、今は名簿順に決めています。

そして、一年間この当番、つまり構成する生徒は同じです。
一年間同じメンバーで、仕事の分担も同じなので、年度途中で新たに分担決めをする必要がありません。

私の担当している学級では、1年のときから名簿順で学担が決めているので、生徒は疑問を抱きません。
このようにあまり生徒がこだわりを抱いていない点については、どんどん学担が決めてよいのだと思います。

やや民主的でないようにも見えますが、学級担任はこうした行為を通して、生徒に威厳と貫禄を示すことができるのだと思います。

さて給食当番はどの班から始めるか。
いつもA班からだと、なんでも名簿順の早い人たちからになってしまうので、ジャンケンで最初の班を決めました。
各班から一人ずつ代表を立たせて、私のジャンケン大会です。
最後まで勝ち残った代表の所属する班からとしました。
「勝った」代表者の班、この「勝った」が大事だと思います。
負けた班だと、給食当番は罰ゲームみたいに感じるからです。

新学期です。
皆様、さわやかに、張り切っていきましょう。