7月26日(木)島田市の環境プラザ(焼却施設)で
災害廃棄物受け入れについてお話を伺いました。
島田市は岩手県から災害廃棄物を受け入れることを表明し、
5月に試験焼却、今後本格受け入れを行う予定です。
本格受け入れでは一日20トンの災害廃棄物(木くずなど)を
毎日、市内から出るごみ100トンと混ぜて焼却する方法で行われ、
年間約5000トンを処理する計画です。
一般ごみと災害廃棄物を混ぜるピット。
市長が災害廃棄物の受け入れに強い意向を示したことで、具体化にいたったそうです。。
23年10月の国の意向調査に、いったんは安全性が確認されるまで受け入れはできないと回答したが、
県知事からの非公式の要請に市長が前向きな回答をしたことや、自治会長連絡会で受け入れの意向が
あると発言したことが報道され、「何も聞いていない」と市民、県内外からの苦情が殺到しました。
受け入れの正式表明後、H23年12月頃より3回の市民向け説明会に国県市の職員が出向いて説明。
反対運動も盛んに行われた。
細野環境大臣が自治会長らに面会、地区住民に参加者を限った説明会の開催、
地元に市長が説明に出向くなど、検査データなどの情報開示と理解を得ることに市は努力したが、
市民等からの電話での苦情、団体の陳情、署名の提出も相次いだ。
現在は情報公開の努力で賛成の意見も聞かれるようになった。
受け入れの予算として島田市は6月に2100万円を補正予算で計上。
うち1500万円は市独自の検査費用(市民の要請に応じて検査項目、回数を拡大した)、
600万円は県からの事業委託金(国が行うべき検査項目について県が負担)。
廃棄物処理費用は、県が1トンにつき2万円を負担する。
H24年度は年間5000トン受入を予定しているので1億円の補助がおりる予定です。
受け入れの際のトラブルは
試験焼却は岩手県から10トンを受け入れたが、うち4トンに
契約にないコンクリートくずが混入していたため、6トンのみを焼却処理しました。
本格受け入れでは一日20トンを毎日受け入れ、一般の市内から出るごみ約100トンと混燃する予定。
焼却施設の周辺自治体からは受け入れ協力の賛意が得られたが、
最終処分場の地権者(11名から借用)全員の合意が得られず、6名が反対している状況です。
そのため焼却灰8トンは焼却施設周辺に仮置きされたまま。
地権者との契約では、元の畑に戻して返還することになっている。
壮大な大井川。そして、
世界一長い木の橋としてギネスブックに載っている「蓬莱橋」
この先に最終処分場(埋め立て場)があり、周囲は茶畑が広がっているそうです。
焼却施設の入り口には、だれもが放射線量をはかれるよう、
がれき、焼却灰、埋め立て処理後の焼却灰(一般ごみと、災害廃棄物混焼)のサンプルが
測定器と一緒に展示してありました。
島田市では震災後、焼却試験前の市内ごみの焼却灰からも100bq/kgの放射線量が検出されていて、
災害廃棄物混焼の灰は60程度で通常のごみの焼却灰よりも低い値である。
(それなのになぜ災害ゴミだけ埋立できないのか疑問です、といわれるのですが・・・う~ん・・・。)
静岡茶の放射能汚染が確認された時期もあり、
雨どいの下など環境の放射線量が高い場所もあるそうで、
島田市自体も原発事故の影響を深く受けていることを再認識しました。
島田市は1500万円の予算で
全国2紙にお茶の広告を出すなど風評被害の対策も行っています。
7月26日神戸新聞の記事によると、可燃性の廃棄物について
宮城県が受け入れ要請を東京都など6都県に限定し、兵庫県各自治体の受け入れは白紙の状態に戻ったとのことでした。不燃物の広域処理要請は引き続き行われます。
災害廃棄物受け入れについてお話を伺いました。
島田市は岩手県から災害廃棄物を受け入れることを表明し、
5月に試験焼却、今後本格受け入れを行う予定です。
本格受け入れでは一日20トンの災害廃棄物(木くずなど)を
毎日、市内から出るごみ100トンと混ぜて焼却する方法で行われ、
年間約5000トンを処理する計画です。
一般ごみと災害廃棄物を混ぜるピット。
市長が災害廃棄物の受け入れに強い意向を示したことで、具体化にいたったそうです。。
23年10月の国の意向調査に、いったんは安全性が確認されるまで受け入れはできないと回答したが、
県知事からの非公式の要請に市長が前向きな回答をしたことや、自治会長連絡会で受け入れの意向が
あると発言したことが報道され、「何も聞いていない」と市民、県内外からの苦情が殺到しました。
受け入れの正式表明後、H23年12月頃より3回の市民向け説明会に国県市の職員が出向いて説明。
反対運動も盛んに行われた。
細野環境大臣が自治会長らに面会、地区住民に参加者を限った説明会の開催、
地元に市長が説明に出向くなど、検査データなどの情報開示と理解を得ることに市は努力したが、
市民等からの電話での苦情、団体の陳情、署名の提出も相次いだ。
現在は情報公開の努力で賛成の意見も聞かれるようになった。
受け入れの予算として島田市は6月に2100万円を補正予算で計上。
うち1500万円は市独自の検査費用(市民の要請に応じて検査項目、回数を拡大した)、
600万円は県からの事業委託金(国が行うべき検査項目について県が負担)。
廃棄物処理費用は、県が1トンにつき2万円を負担する。
H24年度は年間5000トン受入を予定しているので1億円の補助がおりる予定です。
受け入れの際のトラブルは
試験焼却は岩手県から10トンを受け入れたが、うち4トンに
契約にないコンクリートくずが混入していたため、6トンのみを焼却処理しました。
本格受け入れでは一日20トンを毎日受け入れ、一般の市内から出るごみ約100トンと混燃する予定。
焼却施設の周辺自治体からは受け入れ協力の賛意が得られたが、
最終処分場の地権者(11名から借用)全員の合意が得られず、6名が反対している状況です。
そのため焼却灰8トンは焼却施設周辺に仮置きされたまま。
地権者との契約では、元の畑に戻して返還することになっている。
壮大な大井川。そして、
世界一長い木の橋としてギネスブックに載っている「蓬莱橋」
この先に最終処分場(埋め立て場)があり、周囲は茶畑が広がっているそうです。
焼却施設の入り口には、だれもが放射線量をはかれるよう、
がれき、焼却灰、埋め立て処理後の焼却灰(一般ごみと、災害廃棄物混焼)のサンプルが
測定器と一緒に展示してありました。
島田市では震災後、焼却試験前の市内ごみの焼却灰からも100bq/kgの放射線量が検出されていて、
災害廃棄物混焼の灰は60程度で通常のごみの焼却灰よりも低い値である。
(それなのになぜ災害ゴミだけ埋立できないのか疑問です、といわれるのですが・・・う~ん・・・。)
静岡茶の放射能汚染が確認された時期もあり、
雨どいの下など環境の放射線量が高い場所もあるそうで、
島田市自体も原発事故の影響を深く受けていることを再認識しました。
島田市は1500万円の予算で
全国2紙にお茶の広告を出すなど風評被害の対策も行っています。
7月26日神戸新聞の記事によると、可燃性の廃棄物について
宮城県が受け入れ要請を東京都など6都県に限定し、兵庫県各自治体の受け入れは白紙の状態に戻ったとのことでした。不燃物の広域処理要請は引き続き行われます。
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