アユ母日記

東日本大震災
平成23年3月11日
あの日から会えなくなったアユと凛へ
思いが届きますように

「震災10年」 その1

2020年07月24日 | 震災10年
本来、昨日
東京オリンピックの開会式で
東京はオリンピック一色
人の波で地方人は近づく事も出来ない
テレビもオリンピックだらけ
なはず

だったのに…

来年もオリンピックはできるのか…
って感じさえする
コロナ禍


そんな中
「震災10年」
と言われ出してきて
昨日の女川の町にも
「震災10年」と言われる様な証の様な復興した女川の町がありました。

初めて
アユの住んでいる社宅に行った時
アユはつわりで苦しくて
長距離で行ったにもかかわらず
到着してすぐ
スーパーに行って買い物をしてご飯を作る
という事をした。

あの時行ったスーパーが
女川唯一のスーパーマーケットで…
少ししょぼくれた
昭和館タップリで時々、色あせた商品が棚の奥にあるような
そんなお店で
私は珍しくて面白くて
ぐるぐる見て回ったのを思い出した。

そのスーパーが最近ようやく再開して
立派になって立ってた。
再開まで10年






震災遺構として残された
横倒ししたままの交番

周りはとてもきれいで小さい子どもは回って遊べる。
悲しい場所だと知らなくて…

そんな事を見ると
10年たつのか…と思うけど
私の中では3年くらいしか時間が過ぎていない感覚で
「震災10年」に違和感を感じてしまう。


新しい女川の町の中に立ってきたけど
少し高台に行くと変わらない女川の町もたくさんあって

ゆう君の避難場所となった社宅もそのまま変わらずにあって
そこら辺は10年たっても何も、どこも変わらない。

そんな空気を感じて吸い込んできて
「震災10年」と「私の感覚3年」のズレが少し修正されて
昨夜は落ち着いて眠った感じがします。

時々行かなくちゃダメなんだろうな
普段の日常では何かがズレていくんだろうな…
なんて感じながら

帰ってきました。




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