13年前の昨日
アユと電話で話して
「大丈夫、津波なんて来ないよ」
と
意味のない安心な言葉をアユが言った。
それを何気なく受け止めた私
あの時
「そんな事ないかもよ
いつ、どんな時にでも逃げて
命助かる行動を……」
と
あの時の私は言えただろうか…
想像力はそこまで達していなくて
「そうだよね」
としか答えられなかった。
現代の人達はあの東日本大震災を見るまで
想像を絶する津波の怖さを知らなかったと思う。
あの日があったからこそ
今
「津波が来るかも」とか
「地震に備えを」とか
「安全確保」とか
「命を守る行動」とか
様々考えることができる様になった。
あの日を踏み越えて……
13年前のアユにも
そんな心構えがあったら
行動は絶対に違っていた……
そう思うと母親として罪悪感を感じてしまう。