アユ母日記

東日本大震災
平成23年3月11日
あの日から会えなくなったアユと凛へ
思いが届きますように

昨日はつむぎの会

2013年09月30日 | アユと凛のこと
何十回と通った
この道を一人で通るのは
正確に言うと二度目

一回目はアユが看護学校に行き始めた頃 五月
もう9年も前の事になるんですね。
盲腸が破裂寸前って病院から電話をもらって
とんで行った。
散らすこともできなくて手術
3~4日 アユの所に居た
わがままいっぱいの患者でした。

二回目は昨日
昨日はつむぎの会
くーちゃんは明日テストなので昨日は勉強
なのでパパも留守番
姉は選挙間近なので多忙のため無理
なので
今回は一人で行く事にしました。

震災以来初
運転は全然大丈夫なのですが
向かう所が石巻なので
初めから涙が出てしかたありませんでした。
山形県を抜けるまで泣きながら運転しました。
看護学校が決まって送り届ける時の事を思い出したり
酒田に帰って来るために
アユは何回もここを往復したんだなぁと考えたり
震災後初めて通った時の
ドキドキを思い出したり

最上町のヒノキ造りのローソンも

大好きなのに泣き顔だったから寄れずに
いつもどうでもいい話をしている夫や
姉の存在は大事だったと気づきましたよ。

それでも無事到着

石巻に行く前に
大崎市に住んでる友達の所に寄って

おじゃましましたちかこ先生
元気そうで旦那様優しそうでよかった。
またゆっくり遊びに行きたいな。

予定より30分遅れて石巻に到着
会の皆さんとランチの約束をしてたので
待たせてしまって申し訳ありませんでした。
ランチ美味しかった

楽しかったね。

会では
たわいない話しで
盛り上がって笑ってはため息
笑ってはため息
笑ってはため息…
の繰り返しでした。
何でだろ…ね

会えなくなった我が子をもっと感じたい。
どうしたら感じれるんだろう?
修行したらいいのかな?なんて…

「こんな事は二度と起こってほしくないから?
忘れないようにテレビで訴えつづけます」
って感じのコメントを言ってる
事故で子供をなくした遺族
そんな気持ちにさえまだなれない
何でウチだけ?
何でウチの子なんだろう?
あたりどころのない思いは自分に向かって
普通に生きてる自分が滑稽に見えたり
笑ってる自分にイライラしたり
欲しい物を求める自分に疑問を抱く

何で生きてるんだっけ?

同じ思いを持っているママ達と結論の出ない話しばかり
そんな話しで終わった昨日でした。

そんな事ばかりを考えてあっと言う間に時間は
過ぎてしまいました。

帰り道は真っ暗な山道
幽霊でもいいからアユと凛に会いたかった。
暗い山道でも何も出てこず
ガッカリ




酒田つむぎの会を開こう!って盛り上がりました。
実は自死で子供さんをなくされて
ドン底にいる母は酒田にもいるんだよ
何とかしよう ではなく
私達も同じ思いだよ と伝えられたらいいのかな?
って話しでした。
悲しすぎて孤立してしまうんだよね。
誰に話してもわかってはもらえないから
同じ思いの人達でないとね。

また無性に会いたくなってしまいます。
時々起こる発作の様に
どうしても会いたい

もしも
全てが間違いで
元気に帰って来たら…
すごくうれしい
うれし過ぎて
狂うと思う。
そんな話しもしたけど
そんな心配はたぶんしなくて大丈夫

けど
会いたい


コメント (2)
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