桃季言わず(とうり もの言わず) 春幾ばくか暮れぬる
煙霞(えんか)跡無し 誰か栖んじ(たれか すんじ)
(現代語訳)
桃季の花は年々咲くけれども、いったい道士が登仙してから、
何度の春を送り迎えたのか、尋ねても黙して語りません。
石室をめぐる山々に煙霞がたなびいても、
跡をとどめない、はかない煙霞に向かって、
昔ここに誰が住んでいたのか、問う術もありません。
(注)
「桃季物言わず」とは、
史記の李将軍伝に「桃季物言わず、下自ら蹊(みち)を成す」とある、
諺の引用です。
成蹊大学の名前も、この句に由来しています。
*和漢朗詠集収録歌は、講談社学術文庫325からの引用です。
転記ミスがありましたら、ご容赦下さい。
煙霞(えんか)跡無し 誰か栖んじ(たれか すんじ)
(現代語訳)
桃季の花は年々咲くけれども、いったい道士が登仙してから、
何度の春を送り迎えたのか、尋ねても黙して語りません。
石室をめぐる山々に煙霞がたなびいても、
跡をとどめない、はかない煙霞に向かって、
昔ここに誰が住んでいたのか、問う術もありません。
(注)
「桃季物言わず」とは、
史記の李将軍伝に「桃季物言わず、下自ら蹊(みち)を成す」とある、
諺の引用です。
成蹊大学の名前も、この句に由来しています。
*和漢朗詠集収録歌は、講談社学術文庫325からの引用です。
転記ミスがありましたら、ご容赦下さい。