goo blog サービス終了のお知らせ 

あや乃古典教室「茜さす紫の杜」

三鷹市&武蔵野市で、大学受験専用の古文・漢文塾を開講しました。古文教師の視点から、季節のいろいろを綴ります。

道真公のこと③

2013-03-12 01:33:36 | 道真公
菅原伝授手習鑑とは、
道真公に忠義を尽くそうとする、梅王、桜王、松王三兄弟の話です。

話が進むに連れ、三兄弟は
「梅王は筑紫へ飛び、桜丸は腹を切ります」
これが、そのまま「飛び梅伝説、枯れた桜」と対応します。

そして「松はつれなかるらん」と謡われてしまった松王。

結局、松王は、
やはり道真公の後を追って、主人である藤原時平のもとを去ります。

「おとを追う」から「追い松」。
「追う」に「老い」を掛けて、
「年取った松の木が、梅の後を追って、飛んで行った」という話に変化します。

世に言う「追(老)松伝説」です。

「追松伝説」が定着して行くのは、「天神本地」以降のようですが、
「梅のあとを追い来るによって、おひ松の神と申すは、この故なり」
と記されています。

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして、初コメントです! (めぐみ)
2013-03-12 04:13:50
はじめまして!めぐみっていいます、他人のブログにいきなりコメントするの始めてで緊張していまっす☆^(o≧▽゜)oニパッ。ちょくちょく見にきてるのでまたコメントしにきますね(*´ェ`*)ポッ
返信する
はじめまして (あや乃)
2013-03-12 11:49:58
めぐみさん、はじめまして。
コメント、有難う御座います。

ブログで話題にしてほしい古文ネタや、「古文のこの話の面白みが全く理解できない」等、解説希望がありましたら、お寄せ下さいな。

しばらく時間がかかるかもしれませんが(ものによっては、調べ物が必要なので)ブログ等で、解説していきたいと思っています。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。