うーさんの笑いは徐々に多くなってきましたしかし寝返りも
首のすわりも、運動機能面は厳しい
頑張っているお友達はそれぞれ進歩しているのに
うーさんだけは特別進歩がない
訓練量も決して少ないわけではないのに
これが重度障碍者なのか?
この先一体どうなるでしょう
でも訓練は休むわけにはいかない
刺激を与え喜びを持ちながら
うーさん一人に合わせた
訓練と生活をさせていかねばと
自分に言い聞かせながら暮らすのである
そんな時就学の問題が出てきた
就学猶予、超重度の子供は全員就学猶予
我が子も就学猶予、自宅で9年間?
学校へは入れないんだ。重度障害の子は学校へ行けないんだ
どこへ行けばよいの、
思い悩み悲しい思いは尽きませんでした
せめて学校へ行かせたいそれが親の願いでした
当時まだ重度障碍者の学校はなかったのです
政治家の中には国の役に立たない子供に国のお金をかけることは
できないという時代でしたから
でも健康な子供に生まれてきたかった子供のために
何とか、、との思いは消えませんでした
知的障害、肢体不自由児学級、等は全県で1個あるか
うーさんのいく道には何もない