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~気まぐれ日記~

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「一條大蔵譚」いちじょうおおくらものがたり・「棒しばり」

2005年08月04日 | 宝塚歌劇、歌舞伎、演劇など
「一條大蔵譚」
中村勘三郎襲名公演より歌舞伎座の舞台。
テレビでの観劇です。

もう勘三郎の芝居に感服。
すばらしい!
源氏の血を引き、平家全盛の世の中を生き抜くために、
若いときから阿呆を装ってきた大蔵卿を演じる勘三郎は
どこから見ても本当にだらしなく阿呆そのもの。笑
野心家で、一條大蔵家の横領を企て、清盛とも内通していた
家来の勘解由を討ち取った時の大蔵卿は、凛々しく毅然とした勇壮な姿。
この演じ分けがお見事!
しかもなんというか、勘三郎が舞台にいるだけで
ぱあ~っと舞台の上がはなやかになる。
これこそベテランの力なり、かな。
他に片岡二左右衛門、板東玉三郎と超~豪華な顔ぶれ。
もうすんばらし~!の一言につきます。
ビギナーの私が見ても、やっぱり格別なものを感じます。

「棒しばり」
勘三郎さんの舞台でもうひとつ「棒しばり」と言うのも見た。
次郎冠者の踊りは、これまたお見事。
長い棒をつかっての踊りは颯爽と、また
その棒で両手を縛られても軽快な踊り。
縛られた片手から片手へと扇を投げやり受け取りながら
さらに軽やかに踊りが続く。
次第に酒の酔いがまわっている微妙な様子もうまい。
もうあっぱれ!の一言につきます。

ほっっっっっんと素晴らしい~~~。

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