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美しさは日々の小さな積み重ねから。

明日は端午の節句

2012-05-04 16:40:26 | 日記

                
                 奉書で作った兜と五色の紐


         こんにちは。
         世の中は長い休暇の真っ最中ですね。
         商売屋に育った私には、このゴールデンウィークという休暇は
         全く縁がありません。
         お正月も元旦だけ、お盆休みもありません。
         親戚も殆どが商売をしていますので、働いているのが当たり前。
         そんな環境で育ちました。
         そんな事もあってか、お節句には必ず母は家にお飾りをして
         ご馳走を作って特別な日を作ってくれました。
         正月、節分、雛祭り、花祭り、端午の節句、七夕、お盆、重陽の節句
         冬至、年越し、誕生日、クリスマスなど。
         小さな愉しみでしたが、かけがえのない思い出です。
         私の子供時代はそんなに家族旅行に行くご家庭は少なかったと思います。
         ですから、どこのご家庭でもその家の習慣で行事をお祝いしていたようです。
         素敵な時代に育ったと、私はつくづく思うのです。
         今は外出する習慣が一般的になってきましたので、
         こういう習慣が無くなってきても、仕方ないのかもしれませんね。
         
         五月五日はご存知「端午の節句」
         もとは女性の節句でした。五月は早苗月と呼ばれ日本では田植えの時期にあたりますね。
         田植えが始まる前に、早乙女(田植えをする女の子)が巫女となって神社などの
         仮小屋に篭り、菖蒲などで身を清める日とされていたそうです。
         穢れを祓ってから田の神にお仕えしたのですね。
         日本民族としての神聖な姿を感じずにはいられません。
         男の子の節句としては武家社会が発展していった鎌倉時代から。
         菖蒲の音を「尚武」に繋げ、武運繁栄としての武家行事に発展していったそうです。
         言葉に置き換えて祈りを込めるという独特な文化も日本ならではの「粋」を感じます。


         


            


         4月の花祭りが過ぎると我が家もこんなお飾りになります。
         姪が小さい頃、男の子の為のお祝い事と聞いてきたようで
         何で飾るのか・・と問われたことがありました。
         「世界中の子供の健康や幸せを祈る大切な日。そんな日をおうちで
          皆でお祝いできるのはとっても幸せなことでしょう?」と申しましたら
         とても自慢そうに頷いておりました。
         そんな姪達も23歳と20歳になります。
         今では、お飾りをする時期が少しでも遅れると小姑のようにうるさい
         いつか母親になる二人には良い環境だったと思い、そんな小言が嬉しい私です。

 
             


         この20年間でご縁を頂いた私の家族です。
         20歳の姪が生まれた時にはたった一人だった子供が今では7人。
         そのうちの4人は支援を卒業していきました。
         この家族のためにも今年も心から「端午の節句」をお祝い致します。

         明日は柏餅を頂き、菖蒲風呂に入ります。
         皆さんは「端午の節句」をどう過ごされますか?         
         

          






                





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