えごころ・まごころ

はじめの頃は、絵とかイラストが多かったけど、最近はデジカメで撮った写真が多くなってきたみたい。そんなブログです♪

クラカトアの噴火

2006-05-02 | 

 去年の12月22日の夜9時頃に、飛行機雲10本くらいの太さの筒状の雲を見た。その雲は、じっとしていて動かず、一時間以上同じ場所でただどっしりと浮かんでいた。
 それ以来、地震雲や火山、自然災害関係の本を読むことが多くなった。

 「クラカトアの大噴火」は、火山が動き始める経緯、その後の人々の対応、巨大な火山噴火の様子、地球規模の気候変動、社会への影響などが詳しく書かれていて、今のインドネシアの火山活動とつながるところもあり興味深く読んだ。
 
 1883年5月20日に水蒸気爆発が起こり、8月11日にラカタ島の3つの火山が噴火、8月27日の大噴火で大半は噴き飛び、地球規模で甚大な被害をもたらした、と書かれている。このときは、色とりどりの夕焼けが見られ、作物の生育にも影響を与えたのだそうだ。
 その後1927年ラカタ島北部で海底噴火が起こり、アナク・クラカトア(クラカトアの息子)が誕生、現在も噴火活動を続けている。この山は、インドネシアでスーパー噴火が懸念されている11の火山のうちの一つだ。

 日本列島も連なる火山が噴火を繰り返し、体積した火山灰が地形を作っている、と単純に考えると、この本は単なる“火山噴火の本”以上のものがあると思う。

クラカトアの大噴火

早川書房

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