今、オーダー頂いてて、せっせと極太毛糸を10号針で編んでいます。
夜、家で編んでた時、あすちゃんが
「なんで、こっちとこっちの針の頭が違うの?これは10ってあるのに、こっちはないよ」
って、不思議に思ったみたい。
「ああ、これはね」っと、説明しようと思い出してたら、
横から高3息子が、
「回転寿司やさんにしたから」
と、言った。
あすちゃんは当然、何のことか分からず、
「なにそれ?」
高3息子が幼稚園の年中さんの頃のお話。
その頃、泉大津に住んでて、通ってた公立幼稚園は、年少・年中・年長のそれぞれのカリキュラムとは別に、
複合的な子ども文化祭を開いてたんですよね。
年少さんは、作品展示以外はお客さんなんだけど、
年中年長さんになると、約2ヶ月以上掛けていろんな工作物を作って、
11月に幼稚園全部使って、お店やさんごっこ。
例えば、お寿司やラーメン、スパゲッティ、ケーキなんかを、画用紙やティッシュ、毛糸なんかを使って、幼稚園の頃って、作ってきたりしてきますよね。
それをすべて幼稚園に置いておいて、お店の飾り付けも自分たちで考えて、なりきりごっこ遊び。
やりたいお店ごとに分かれて9月から少しずつ、普段から準備を進めてたという驚きの秘密が隠れてて、ビックリしたんだけど。
10月は普通に運動会もあったし、遠足も行ってたし。
で、息子は回転寿司やさんチームだったんだけど、
「明日、楽しみね」って言ったら、
「回転寿司やさんなのに、回転しないからなぁ」って、不服そう。
回転テーブルがなくて普通のお店だったのが、ちょっと残念だったみたい。
それまで、何を聞いても
「当日のお楽しみ」
とか言って教えてくれなかったら、そんな悩みがあるのを知らなかったんですよね。
「それは面白くないね。仕方ないけど」
って言ったら、突然、
「ママ作れない?」
と言い出して。
残念そうな顔してるし、何とかしてあげたいと思い考えたあく、中華テーブルを段ボールで作ったんですよね。
あんなレーン、突然は無理だし。取りあえずは回転するぞと思って!
その時の中心に使ったのが、10号針!
だから、プライベート用には1本しかない。片一方はアフガン針で代用してます。
教室貸し出し用なら、揃ってるけど。
夕方幼稚園に運んだら、先生がビックリされて、事情話したら、
「良かったね、本当に回転寿司やさんになったね」って。
息子もニコニコ顔で、当日は同じチームの子も大喜びだったという想い出。
ちょっと想い出にひたりました。懐かしいなぁ。