かかりつけのお坊さん 奮闘編

転勤も定年もリストラもない、失うものは何もない最強な坊主が日頃の“感謝”を言葉にこめて、日常を綴ります。

私たちが語り継ぐもの

2013-03-12 22:30:44 | 日記
きのうのテレビは一日中、震災から2年の今を

報じていました。


私たちは、今度の大震災について、自由に語ることはできます。

しかし、自分の、どこの、何をもって、語るのかがない中で、

言いたい放題に語るのは、あまりにも無責任に終わることに

なりかねません。

物事は、歴史の事実や社会の実態の上に成り立っているわけで、

そのことに深く学びながら、一つの教訓として、将来の子どもたち

に語りつがなければなりません。


で、今回の大震災の場合、私は、地震と原発は、分けて考える必要が

あると思います。

そんなことは、いまさら言うことでもありませんが。

地震は、ある意味自然災害で、不可抗力的な部分があります。

でも、原発事故は、人災です。

人間が作ったものに、私たちはその責任を負わなければなりません。

きのうも、原発関係の大学の先生が出ておられましたけど、

2年前にも、雄弁を振るっておられましたが、実はそれまで原発を

推進してきた側の人です。

手のひらを返したように、東電を槍玉に挙げて、原発批判をされる

というのは、もう、見るに堪えられませんでした。

家族や家を失い、未だに32万人の人たちが、仮設住宅住まいです。

物的・人的支援も当然ながら、その方々の“悲嘆”、心のケアに

どのように、向き合っていくのか。


メディアが盛んに震災後の復興を伝えるなかに、

宗教者の方々の姿がまったく見られないのは、どうなんだろう、

って、もどかしく思うのは、私だけでしょうか。



広島ブログ
 
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