かかりつけのお坊さん 奮闘編

転勤も定年もリストラもない、失うものは何もない最強な坊主が日頃の“感謝”を言葉にこめて、日常を綴ります。

二つの分裂

2012-07-02 18:13:13 | 世情
大飯原発が再稼動した。

昨日、核分裂が連続して起こる「臨界」に達した。

そして数日後、発電タービンが回る。


福島原発の事故から、1年ちょっとが過ぎた。

事故の原因等について、まだ、究明さえされていない。

そんな中、この夏の電力不足を大義にして、政府は、

再稼動を決定した。

電力不足が、国民の生活の乱れや経済に及ぼす悪影響だけが、

一人歩きした。

今回の原発事故は、“想定外”のもとに、安全性は封印された

ままなのだろうか。

毎週金曜日、国会周辺に原発反対のデモが広がっている。



政府が、原発の安全性について、云々する知識はまったく

持ち合わせていない。

だからといって、当の専門家・技術者たちは、今まで、原発の

安全神話を作り上げていった連中だ。

今になって、手のひらを返したように、彼らのいう「安全性」など

国民が信じるはずもない。

これからの原発の安全性とは、福島以上の震災・津波を想定

したものでなくてはならない。

これも、かれら専門家の手には負えないのだろうか。


この夏の節電については、私たち国民はある程度の覚悟は

していたつもりだ。

我が家も、いまのところ、扇風機で我慢している。(汗ー!

夏は、できるだけ“汗”をかけばいい。

しっかり、水分補給をすればいい。

きょう、病院で週刊誌をめくってみたら。。。


“テレビ界も、放送を一時停止をすればいい”

というような記事が載っていた。

昼間の電力供給の多いときの、デレビの放送を停止すればいい。

民放各局のニュースコメンティターたちは、原発の再稼動には

口々に異議は唱えたが、だれひとり、放送停止を言った人は

いなかった。

ロンドン五輪も、高校野球も、NHKだけが中継すればいい。

民放の昼の再放送や、暑苦しいワイドショーは、もういらない。


そして、もう一つの分裂が、民主党の分裂騒ぎである。

民主党が設立され、政権を奪取し、そして、すぐの凋落。

寄せ集め所帯の弱点が、もろに露呈した。

よく「水泡に帰す」という言葉を聞く。

「泡」は、純粋な真水では、絶対にできない。

いろんな異物が混ざり合って、「泡」ができ、やがて消えていく。


日本の未来、子どもたちの将来は、まだ、“濁り”の中にある。



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